社員研修は6種類ある!階層別に研修を行う方法&具体的なステップ
「社員研修はどのタイミングで行うべき?」「社員研修の種類や方法が知りたい」とお悩みの方もいるでしょう。
社員研修というと入社時のイメージが強いかもしれませんが、適切な方法で適切なタイミングに行うことで、社員のスキルアップにつながります。
そこで今回は社員研修の種類や行うべきタイミング、研修を実施するまでのステップを詳しくご紹介します。
社員が満足し、社内の士気が高まるような研修を実施しましょう。
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企業研修がわかる!お役立ち資料3点セットをダウンロードする研修にはどんなものがある?おもに2種類に分けられる
研修はおもに以下の2種類に分けられます。
- 社内研修
- 社外研修
それぞれの特徴やメリット、デメリットもあわせて確認していきましょう。
社内研修
社内研修は新入社員研修など、社員に向けて社内で行われる研修です。
「こんな社員になってほしい」「こんなスキルを身につけてほしい」というように、会社の理念や社風によって社員に求めるものは違うでしょう。
社内研修はそういった意向に沿った研修を開催できるのが、大きなメリットです。
とくにコンプライアンスやセキュリティについての研修は社内で行うのが一般的。
しかし、社内研修は事前の準備やスケジュール調整など、ある程度の事務作業が発生してくるのがデメリットと言えるでしょう。
研修スケジュールの組み方でお悩みの方は、研修スケジュールのテンプレートとともに、研修のスケジュールを作る手順や研修カリキュラム例などを解説しているので、ぜひUMUの記事『研修スケジュールのテンプレート3選!新人研修にも使える作成手順』をご覧ください。
社外研修
社外研修は外部のサービスを利用して自社の社員に研修を受けてもらいます。
社外研修のメリットは社内研修よりも準備などの作業が短縮でき、豊富なカリキュラムのなかから研修に適した内容を選択できる点です。
開催場所は社内、もしくは社外の会場で行うのが一般的でしょう。
社内に講師を招いたり、社外の会場に足を運ぶことで社員が新鮮な気持ちで取り組めるのも、社外研修のメリットと言えます。
しかし、利用するサービスによっては社内研修よりもコストが大きくなってしまうのが、唯一のデメリットです。
「研修に適したカリキュラムが知りたい」「新人研修の内容はどのように決めればいい?」とお悩みの方は、研修を行う目的やその方法を詳しく知ることができるので、UMUの記事『新人研修カリキュラムの作り方!面白いと言われるための方法&注意点』をぜひご覧ください。
カリキュラムを作成する目的から詳しく知りたい方は、UMUの記事『新人研修のカリキュラムはどう作る?成功させる3つのポイント』で紹介しているので、ぜひこちらもご覧ください。
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企業研修がわかる!お役立ち資料3点セットをダウンロードする社員研修の種類とは?6つに分けられる
研修は大きく分けると社内研修と社外研修に分けられますが、より細かく分類すると以下の6種類に分けられます。
- OJT
- OFF JT
- eラーニング
- ロールプレイ
- グループワーク
- オンライン研修
ではそれぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
OJT
OJTは業務を行いながら業務内容、手順などを覚えていく研修です。
OJTのメリットは実際の業務をこなすため、スムーズに仕事を開始できる点でしょう。
座学よりも業務内容が頭に入りやすいのも大きなメリットです。
しかしOJTは1人で多数の社員に教えるのが難しいため、複数の社員が時間を割いて業務を教える必要があります。
また知識のない状態からいきなりOJTを始めても非効率なので、OJTを行う際はOFF JTと組み合わせるのがおすすめです。
OFF JT
OFF JTはセミナーや講演会など、いわゆる座学の研修を指します。
OFF JTはOJTと組み合わせて行うことが多く、まずはOFF JTで基本的な知識を身につけ、OJTに進むという手順を踏むと研修がスムーズに進むでしょう。
eラーニング
eラーニングは社員がWEB上でセミナーや講義の動画を見て、自分のペースで学習する研修です。
eラーニングはどこにいてもどんな場所でも行うことができるのがメリット。
スマホやタブレットでも学習できるため、通勤時間を利用しての学習も可能です。
また一度カリキュラムを準備してしまえば、会場を押さえたり準備をしたりする必要がないのも大きな利点です。
しかしeラーニングは個人の学習状況や理解度が測れないのが難点。
そのためeラーニングを行う際は、課題やレポート提出の期日を決めておくのがおすすめです。
ロールプレイ
ロールプレイはサービス業で取り入れられる方法で「ロープレ」と略して呼ばれることが多い研修です。
実際にお客様と店員に分かれ、接客の流れを確認します。
ロールプレイはセミナーのように日時を決めて行われることもありますが、接客のリハーサルとして随時行うケースも。
座学研修の後に実務研修として行ったり、大会が開かれたりなど、サービス業では一般的な研修方法です。
グループワーク
グループワークは参加者を数人のグループに分け、一つのテーマについてディスカッションしたり、協力して問題の答えを導き出したりする研修法です。
おもにOFF JTのような座学とあわせて行います。
グループワークのメリットは参加者同士の交流が生まれる点です。
またチームで課題をこなすことは、実際の業務にも役立つでしょう。
オンライン研修
オンライン研修はWEB会議システムなどを使用し、オンラインで開催される研修です。
カメラや音声をオンにすれば参加者同士が顔を合わせることができ、チャット機能を使って質疑応答できるので、集合研修と変わらない精度の研修を開催できます。
感染症対策や働き方改革が進み、オンライン研修を開催する企業も増えました。
参加者の集中力が途切れないよう、グループワークやゲームを取り入れながら行うのがおすすめです。
社員研修は階層別に行うべき!4つの階層に適した研修
社員研修は階層別に分けて行うと研修内容が決めやすく、対象の階層に適した研修を行うことができるでしょう。
階層は大きく以下の4つに分けられます。
- 新入社員
- 若手社員
- 中堅社員
- 管理職
ではそれぞれの階層別に適した研修内容をご紹介します。
新入社員
新入社員向けの研修はOFF JTとOJTを組み合わせて行うのがおすすめです。
新入社員は仕事の内容はもちろん、コミュニケーション能力やビジネスマナーが身についていないケースもあるので、まずは座学でマナーな知識を身につけてもらいます。
ただしOFF JTのボリュームを大きくしてしまうと、スムーズに実践に移れない可能性もあるため、OJTのボリュームを大きくして実際に業務をこなしてもらうのがいいでしょう。
若手社員
入社して1年〜3年ほど経過した若手社員向けに行う研修は、セルフマネジメント研修やキャリア研修が最適。
若手社員はある程度業務をこなす力が身についているので、毎日の業務をこなすだけでなく「自己管理能力を高める」「キャリアをイメージして業務にあたる」など、よりステップアップするための考え方を研修で学んでもらいましょう。
中堅社員
組織にはリーダーの補助をしたり、部下との関係を円滑に築けるような人材が必要です。
中堅社員はちょうど中間にあたるため、フォロワーシップ研修やメンター研修で社内の雰囲気を向上させる役割を果たしてもらうのがおすすめ。
フォローシップ研修はリーダーを補助する力、メンター研修は悩みや不満を抱えている部下や新入社員をフォローする力が身につけられます。
管理職
一般的に部長、課長など管理職と呼ばれる肩書きになると、リーダーとして活躍する力やマネジメントする力が必要となります。
そこで管理職にはリーダ研修やマネジメント研修を受けてもらいましょう。
リーダー研修では部下を束ねる技術だけでなく、部下の心のケアをする方法を学びます。
マネジメント研修では、管理職として欠かせない、人材を適所に配置するマネジメント技術を養うことができるでしょう。
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企業研修がわかる!お役立ち資料3点セットをダウンロードする研修を実施するためのステップは?簡単な4ステップ
どの階層の研修でも、実施するためのステップはたった4つです。
- 1.現状の分析
- 2.研修期間やゴールの設定
- 3.研修方法の決定
- 4.実施して評価する
このステップを研修を行うごとに繰り返すことで、より内容をブラッシュアップしていけるでしょう。
1.現状の分析
1つめのステップである「現状の分析」では、対象となる社員はどのような状況なのか、どんな力を身につける必要があるのかを分析します。
分析が難しい場合は、対象となる社員にアンケートを取るのも一つの方法です。
たとえば若手社員を対象にした研修なら、「ぶつかっている壁はないか」「足りないと思うスキルは何か」など不安や疑問に思っているポイントを聞き出してみるのもいいでしょう。
2.研修期間やゴールの設定
現状の分析が終わったら、研修期間やゴールを決定します。
研修期間は研修内容によりますが、社員が積極的に参加できるよう、無理のない日程を設定しましょう。
このステップで言うゴールとは、「研修が終わったときにどんな状態になってほしいか」を指します。
たとえば「リーダーとしての役割を果たせる人物になってほしい」など、明確な人物像を設定しましょう。
3.研修方法の決定
次に研修方法を決定します。
先述した以下の6種類を参考に、階層に合う研修内容にしましょう。
- OJT
- OFF JT
- eラーニング
- ロールプレイ
- グループワーク
- オンライン研修
OFFJTとOJT、eラーニングとオンライン研修など、合わせて開催することも可能です。
研修方法を決定したら、必要な備品や機材、会場などを決定します。
対象社員への通知や参加者の募集もあわせて行いましょう。
4.実施して評価する
実施する前にはリハーサルや最終チェックを行います。
研修を実施した後はそこで終了するのではなく、アンケート調査を行って研修の評価を行いましょう。
また課題を提出してもらい、参加者の理解度をチェックするのもおすすめです。
課題には必ずフィードバックを行いましょう。
社員教育はいつどんな方法で行うのがベスト?どうやって計画を立てればいい?とお悩みの方は、UMUの記事
『社員教育にベストな方法とは?計画から実施までの5ステップ』がおすすめです。社員教育の計画から実施までをわかりやすく解説しているので、ぜひ合わせてご覧ください。
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ラーニングプラットフォームのUMUは、最新テクノロジーを使った学び方・教え方、ワンストップの双方向オンライン学習ツールです。
研修前の予習から研修後の復習、課題や試験にも対応しています。
研修を行う際にもっとも時間のかかる、分析や内容の決定などを手厚くフォローしてくれるので、準備の負担が軽減できるでしょう。
またゲームなどのレクリエーションを開催し、参加者の集中力低下を防ぐ機能も多数備えています。
最適なプランを提案することもできるので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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企業研修がわかる!お役立ち資料3点セットをダウンロードするまとめ
研修は社内研修以外にも社外研修、オンライン研修など、さまざまな種類があります。
階層に合わせて課題を分析し、最適なタイミングで最適な研修を実施しましょう。
階層に適した研修を実施するためにもゴールを設定はとても重要です。
参加者に身につけてほしいスキルや理想像を設定し、研修方法や内容を決定することで、ブレのない研修が実施できるでしょう。
また実施後はアンケート調査やフィードバックを行うのが大切。
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