新人研修カリキュラムの作り方!面白いと言われるための方法&注意点
「新人研修に適したカリキュラムが知りたい」「新人研修の内容はどのように決めればいい?」とお悩みの方もいるでしょう。
新卒や中途採用の際に行われる新人研修は、新入社員がスムーズに業務に入ることができるよう、スキルや技術を身につける場ではなくてはいけません。
そのため新人研修は形式的な研修ではなく、参加者にとって有益で、かつ意欲的に参加できるものにするべきです。
そこで、今回は新人研修を行う目的やその方法を詳しく解説します。
また、新人研修に適したカリキュラムや研修の作り方までご紹介しているので、ぜひ参考にして参加者の役に立つ研修プログラムを作成してください。
新人研修を行うにあたってスケジュールの作成もとても重要なものになります。UMUの記事『研修スケジュールのテンプレート3選!新人研修にも使える作成手順』では、研修スケジュールのテンプレートとともに、研修のスケジュールを作る手順や研修カリキュラム例などをさらに詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。
新人研修を行う目的とは?新人研修が大切な理由
新人研修を行う目的はおもに以下の3つです。
- ・企業の理念やルールを浸透させることができる
- ・コミュニケーションの場となる
- ・業務の流れを把握することができる
このように新人研修を行うメリットはたくさんあります。
では、それぞれ詳しく見ていきましょう。
企業の理念やルールを浸透させることができる
企業理念などを社員教育でしっかりと共有すれば、社員が企業の方針に沿った行動を取れるようになります。
どんな思いで会社を経営しているのか、お客様に対してどんなサービスを提供したいのかなど、企業が目指す姿を理解してもらいましょう。
社員が同じゴールに向かって行動できないと、士気が低下してパフォーマンスが悪くなる可能性もあります。
また同じ目標を持つことで、団結力も高まるでしょう。
コミュニケーションの場となる
新入社員同士が顔を合わせる新人研修は、コミュニケーションの場としても大きな役割を果たします。
とくに実際に顔を合わせる集合研修の場合、開始前や終了後などに参加者同士が会話をして交流を深めることができるでしょう。
社内のコミュニケーション活性化は、円滑に業務を進めるために重要な役割を果たします。
とくに、研修にグループワークを取り入れることによって、より参加者同士の結束力アップが望めるでしょう。
業務の流れを把握することができる
実際の業務の流れは、座学だけでは把握しきれない、もしくは説明が難しいという部分はありませんか?
その際には、実践的な研修やワークを取り入れると良いでしょう。
とくに、サービス業の場合は実践的な研修を設けると、業務にスムーズに取りかかることができるというメリットがあります。
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企業研修がわかる!お役立ち資料3点セットをダウンロードする新人教育はどのような方法で行うべき?教育の種類
新人教育を行う方法は大きく分けて以下の3種類です。
- ・OFF JT
- ・OJT
- ・オンライン研修
場合によっては組み合わせて行われることもあります。
ではそれぞれの特徴をチェックしていきましょう。
OFF JT
OFF JTはセミナーや講演会など、いわゆる座学の研修を指します。
新人研修をOFF JTで行うときは、ビジネスマナーやコンプライアンスについて学ぶのが一般的です。
ただしOFF JTのみでは実際の業務のイメージがつきにくい可能性があるので、実際に業務を行うOJTと組み合わせて行うのがおすすめです。
OJT
OJTは業務を行いながら業務内容、手順などを覚えていく研修です。
OJTのメリットは実際の業務をこなすため、スムーズに仕事を開始でき、座学よりも業務内容が頭に入りやすいのが大きなメリットです。
しかし、OJTは1人で多数の社員に教えるのが難しいため、複数の社員が時間を割いて業務を教える必要があります。
また、知識のない状態でいきなりOJTを始めても非効率なので、OFF JTで座学を行ってからOJTに移行するのがおすすめです。
オンライン研修
オンライン研修はWEB会議システムなどを使用し、オンラインで開催される研修です。
カメラや音声をオンにすれば参加者同士が顔を合わせることができ、チャット機能を使って質疑応答できるので、集合研修と変わらない制度の研修を開催できます。
新型コロナウイルスの感染症対策や働き方改革が進み、リモートワーク・テレワークによるオンライン研修を開催する企業も増えました。
ただし、オンライン研修は実際に顔を合わせることができないため、新人研修の場をオンラインに設定する場合は、参加者が実際に交流できる場を別に設けるといいでしょう。
新人研修のカリキュラムに適している内容とは?
新人研修のカリキュラムにおすすめなのが以下の4つです。
- ・グループワーク
- ・レクリエーション
- ・ケーススタディ
- ・ロールプレイ
ではそれぞれの特徴を見ていきましょう。
グループワーク
グループワークは参加者を複数のグループに分け、テーマを決めてディスカッションしたり、課題に取り組んだむ手法です。
OFF JTのような座学のみの研修は参加者の集中力が途切れてしまうケースが少なくないため、グループワークを取り入れるのが一般的です。
また、グループワークは参加者同士の交流が生まれたり、チームワークが育まれたりするのが大きなメリットです。
チームで課題をこなすことは、実際の業務にも役立つでしょう。
レクリエーション
ゲームなどのレクリエーションは参加者同士の交流を深めるために行われます。
定番の伝言ゲームをはじめ、最近では謎解きゲームなど、グループで協力してゴールを目指すゲームを取り入れる企業も増えています。
道具を使わない簡単なゲームであれば、オンライン研修でも取り入れることができるので、オンラインでコミュニケーションの円滑化が難しい状況だからこそ取り入れてみることをおすすめします。
ケーススタディ
ケーススタディは業務で起こりやすいトラブルやケースについて、上手に対処する方法を考える研修法です。
社会人マナーとして重要な電話応対やお客様対応などについて、OFF JTで学んだ後に実践するのが一般的です。
またロールプレイとあわせて実施することも多いでしょう。
ロールプレイ
ロールプレイは「ロープレ」と略して呼ばれることが多く、接客業で取り入れられる研修です。
お客様とスタッフに分かれ、接客の流れを学んだり練習を行うなどが一般的です。
OFF JTなどの座学とあわせて行われることもありますが、業務の合間にスタッフ同士で行われるケースもあります。
また、ロールプレイの大会が開かれることもあり、サービス業では一般的な研修方法です。
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企業研修がわかる!お役立ち資料3点セットをダウンロードする新人研修プログラムを作るための4ステップ
新人研修プログラムを作成するときは以下の4つのステップを意識すると、会社にとっても参加者にとっても有意義な研修を開催できるでしょう。
- 1.ゴールや研修期間を決める
- 2.方法や内容を決める
- 3.実施する
- 4.レポートや報告書を評価する
では各ステップの工程を詳しく見ていきましょう。
1.ゴールや研修期間を決める
まず最初のステップとして、現状を分析してゴールを決めましょう。
自社では新入社員にどんな社員になってほしいのか、どんなスキルを習得してほしいのかというゴールを決めておきます。
ゴールがブレてしまうと参加者にとって実りのない研修になる可能性があるので、もっとも大事なステップと言っても過言ではありません。
ゴールを決めたら研修期間をどの程度設けるのか、スケジュール日程をある程度決めておきましょう。
2.方法や内容を決める
続いて研修の方法や内容を決定します。
集合研修にするのかオンライン研修にするのか、またさまざまな方法を組み合わせて行うのか、ゴールに合わせて最適な方法を選びましょう。
先述した研修方法のリストも是非参考にしてみてください。
3.実施する
準備やリハーサルを行い、最終チェックが終わったら研修を実施します。
研修は講師1人で行うのではなく、進行役を確保するとスムーズに進むでしょう。
とくにオンライン研修の場合、集合研修のように会場の雰囲気が把握しにくいので、きめ細やかなフォローが重要です。
4.レポートや報告書を評価する
研修を実施したらそこで終了するのではなく、レポートや報告書を評価してフィードバックを行いましょう。
とくにオンライン研修やeラーニングは理解度や学習の進捗状況が把握しにくいので、課題を提出してもらうのも良いでしょう。
UMUの記事『【人事・教育担当者必見】リモートで新人研修を成功させるには?』では、新入社員研修を設計する上でのポイントやリモートで新人を迎える10個の心得。さらにUMUユーザー様の成功事例をまとめて紹介しているので、ぜひ合わせてご覧ください。
新人研修カリキュラムを作成するときの注意点
新人研修カリキュラムを作成する際は以下の2点に気をつけてください。
- ・座学だけの研修はきつい印象を与えるので注意!
- ・実施して終わるのではなくブラッシュアップする
この2点を意識すると、より充実した研修になるでしょう。
座学だけの研修はきつい印象を与えるので注意!
講義形式で座学のみを行う研修は「きつい」という意見が多いので注意が必要です。
とくにオンライン研修の場合、ずっと同じ姿勢ででPCの画面を見ているのは想像以上に疲労がたまり、集中力が続かなくなってしまうので、1時間に1回は休憩を取るなどの配慮をしてあげると良いでしょう。
また、座学のみで学べる内容でも、レクリエーションやグループワークを取り入れると参加者がモチベーションを保ったまま研修を終えることができるので、積極的に取り入れてみてください。
実施して終わるのではなくブラッシュアップする
研修後は参加者にアンケートを取り、意見や感想を収集するのがおすすめです。
参加者の意見はまとめて分析し、次の研修に活かしましょう。
そうすることで、研修をブラッシュアップしていくことができます。
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企業研修がわかる!お役立ち資料3点セットをダウンロードするまとめ
新人研修は会社の理念や方針の共有はもちろん、基本的なビジネスマナーやコンプライアンスを学ぶために重要な場です。
OFF JTとOJTを組み合わせるなど、スムーズに業務に取りかかれるように工夫しましょう。
また、実施した後は評価やフォローも忘れないようにしましょう。
研修後の学習をより定着させたいのであれば、研修前の予習から研修後の復習、課題や試験にも対応しているラーニングプラットフォーム「UMU」の導入がおすすめです。
UMUは、最新テクノロジーを使った学び方・教え方、ワンストップの双方向オンライン学習ツールです。
研修を行う際にもっとも時間のかかる、分析や内容の決定などを手厚くフォローしてくれるので、準備の負担が軽減できるでしょう。
またゲームなどのレクリエーションを開催し、参加者の集中力低下を防ぐ機能も多数備えており、研修内容に合わせた最適なプランを組むことができるので、ぜひご活用してみてはいかがでしょうか?
UMUの記事『新人研修を成功に導くための10のベストプラクティスとは?』では、新人研修の10個のベストプラクティスを紹介しているので、ぜひご覧ください。
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