研修の計画を立てる際、何から始めれば良いのか迷ってしま方も多いのではないでしょうか？
本記事では、効果のある研修計画の立て方について解説します。
計画を立てるときの注意点やポイント、さらに計画をスムーズに立てる際の手順についても紹介します。
また、計画立てが負担になっている人必見！研修計画を簡単に作成するコツも併せて紹介するので、参考にしてください。

研修を成功させるポイントは？計画を立てるための事前準備が大切

効果のある研修を行うためには、下記の3つの事前準備が重要となります。

• 研修対象の区分け
• 研修する目的
• 研修後のゴール設定

これらを明確にすることで、スムーズかつ意味のある研修を計画することができます。
それぞれ詳しく解説していきましょう。

研修対象の区分け｜新入社員向けor職員向け

事前に対象者を絞ることで具体的な内容を検討することができるため、研修対象を区分けする必要があります。
研修対象は多くの場合下記に2分化します。

• 新入社員：会社について知ってもらうために、企業理念や人事制度、規則などを学ぶ
• 職員：資格取得やスキルアップなどを目的とした研修が組まれることが多い

また同時に、受講者のレベルに合わせることも大切です。
例えば、職員向けに行う研修にも、研修内容に対して知識の有無で理解力に差が出るため、研修を行ったとしても、どちらか一方に偏った内容となる可能性があります。
そのため、誰を対象とした研修なのかを明確にしてから計画を立てるようにしましょう。

 

UMUの記事『新人研修のカリキュラムはどう作る？成功させる3つのポイント』では新人研修を有意義なものにするためのカリキュラムの作り方を紹介しています。さらに、カリキュラムを簡単に作成するコツも紹介しているのでぜひご覧ください。

 

受講者のレベルに合わせた研修を行うために、UMUの記事『社員研修は6種類ある！階層別に研修を行う方法＆具体的なステップ』では、社員研修の種類や行うべきタイミング、研修を実施するまでのステップを詳しく紹介しているので、ぜひこちらも合わせてご覧ください。

研修する目的｜研修内容が決まる

次に、何のために研修を行うのか、目的を明確にしなければいけません。
例えば研修の目的が、「業務について学ぶ」と「コンプライアンスを学ぶ」とでは、研修内容は大きく異なります。
コンプライアンスを学ぶことを目的とするなら、コンプライアンスに特化した内容となり、情報の取り扱い方や情報漏洩が起こる原因などが組み込まれるでしょう。
しかし、業務について学ぶことが目的であれば、コンプライアンスは触れる程度であり、特化した内容にはなりません。
目的が定まっていない研修は、参加者を迷わせる原因にもなるので、注意が必要です。

研修後のゴール設定｜モチベーションを保ちやすくなる

研修は、参加者が抱える課題を解決するために行うものです。
そのため、ゴールから逆算して計画を立て、スムーズかつ意味のある研修を実施しましょう。
また、ゴールを設定する際は、最初から大きい目標ではなく、最終目標を設定した上で細分化するほうが、参加者のモチベーションを保ちやすくなります。
参加者が抱える課題が何なのか、そこを考えることで、自ずと目指すべきゴールが見えてきます。

【実践編】一般的な研修計画の立て方

先述したとおり、研修計画はいきなり立てるのではなく、事前準備が重要です。
研修計画を立てるときは、下記のポイントを押さえておきましょう。

• 予算と場所の確保
• 研修の内容や方法を決める
• スタッフの決定・スケジュール調整
• 告知

基本的な流れを把握することで、効率よく無駄のない研修計画を立てられるようになります。
意味のない研修を行わないために、詳しく見ていきましょう。

予算と場所の確保

研修を実施するためには、具体案を考えるよりも先に、予算と場所を確保しましょう。
予算に関しては、事業計画や前年度でかかった研修費などを参考にしながら割り当てるのがおすすめです。
また、人材育成を目的とした研修の場合、人材開発支援助成金の対象となる可能性があるため、詳細の情報は厚生労働省の公式HPをチェックしてみてください。
厚生労働省HPはこちら

また場所については、社内と社外、どちらで行うかを決めましょう。
社内であれば、あらかじめ使用する場所を確保し、社外であれば、事前に予約が必要となるので注意が必要です。

研修の内容や方法を決める

予算と場所が確保できたら、具体的な研修計画を立てましょう。
計画を立てるときは「5W1H」に当てはめながら考えると、分かりやすくなります。

• ・Where…研修を受けることでどこを目指すのか？現状把握と理想の確認
• ・Why…なぜ研修が必要なのか？研修を行う目的の確認
• ・Who…誰を研修の対象にするのか？研修対象者の確認
• ・When…いつ研修を実施するのか？日程の検討
• ・How…どうやって伝えるのか？方法の検討

また、方法に関しては、集合研修やグループ研修、eラーニング、OJTなどさまざまな研修スタイルがあります。
研修対象者や内容から、どの方法が最も適しているのか判断してみましょう。

スタッフの決定・スケジュール調整

研修内容や方法が決定した後は、スタッフの決定とスケジュール調整をして、研修できる環境を整えます。
まず研修を行うスタッフの人数調整を行いましょう。
研修を手伝うことで他の仕事に支障はないか、役割分担もこの段階で決めておく必要があります。
予算や場所、研修内容、スタッフなどが決まれば、いよいよスケジュール調整に入ります。
研修を行う日程は、会社の年間計画と照らし合わせながら決定し、なるべく多くの人が参加できるように会社の繁忙期は避けるのが無難です。

 

UMUの記事『研修スケジュールのテンプレート3選！新人研修にも使える作成手順』では、研修スケジュールのテンプレートとともに、研修のスケジュールを作る手順や研修カリキュラム例などを解説しているので、ぜひご覧ください。

 

告知

急な告知は、社員が業務の都合をつけられず、参加を見合わせてしまう恐れがあるので、早めに告知を出しましょう。
また、告知まで終えたら、流れを把握し本番でスムーズに進められるように、シミュレーションしておくことをおすすめします。
そこで、問題点や改善点はないかのチェックを行い、入念に準備をしておきましょう。

研修計画を立てる際の注意点は？研修後の計画も立てよう

研修計画を立てるときは、研修内容を振り替えられるように、フォローアップも含めた計画を立てるようにしましょう。
フォローアップをしないと、研修で学んだ知識やスキルが定着せず、研修が無意味なものになってしまいます。
フォローアップ研修は、研修で学んだ知識やスキルを復習することによって定着率を上げるだけでなく、社員が抱える課題を知るきっかけにもなります。
研修は学んで欲しい知識、身につけてほしいスキルを教えて終わるのではなく、その後の復習も含めて計画しましょう。

研修計画は自社企画と外部委託、どちらが良い？

自社企画と外部委託、どちらを選ぶかは研修内容で決めましょう。
例えば、企業理念や歴史など会社に関する研修の計画担当者は、内情をよく理解している自社の社員が適任です。
研修内容には経営方針や規則、営業や技術など自社ノウハウを学ぶ研修などが挙げられます。
一方、ビジネスマナーを学んだりビジネススキルを磨いたりする研修では、専門業者に依頼するのがおすすめです。
専門知識を持ち合わせている業者に委託すれば、必要なことだけを効率よく学ぶことができます。
自社企画と外部委託を上手く使い分けることで、効果のある研修を実施できるようになるでしょう。

 

UMUなら研修計画を簡単に立てられる

「UMU」とは、最新のテクノロジーを応用した学習プラットフォームのことです。
画像や音声、テキストなど様々なコンテンツを自由に組み合わせることができ、効果のある研修計画を簡単に立てることができます。
また、UMUには、参加者の学び合いを促進する機能が充実しており、特にゲーム要素を取り入れた学習は、目的意識や競争意識を刺激できるので、自然に学習効果を高められます。
UMUを導入することで様々な機能を直感的に、思いのまま作り上げることができます。
研修の目的やゴールなどに合わせて、より効果的な研修計画を立てたいという方にはおすすめです。

まとめ：初心者でもできる！効果のある研修計画を立てることは難しくない

研修を実施する以上は、参加者にとって効果のあるもの、意味のあるものでなくてはいけません。
そのためには、まず研修計画が重要となります。
研修計画を立てるときは、研修対象者や目的、目指すゴールを明確にするところから始めましょう。
準備が整い次第、順に沿って計画を立てることで、参加者にとって必要な知識・スキルを学べる研修を実施できます。
そして、より効果的な研修を計画したいのであれば、学習プラットフォーム「UMU」の導入がおすすめです。

簡単な操作で研修計画を組み立てられるので、初心者も混乱することなくスムーズに計画できるでしょう。
UMUの導入は、参加者にとっては効果のある研修を受講でき、研修担当者にとっては作業効率アップにつながります。

 

より研修を効果的にするために、UMUの記事『社員研修はオンラインでも可能！面白い研修にするコツ＆必要なツール』では、社員研修をオンラインで行うメリットやデメリット、必要なツールなどを紹介。またオンライン研修を面白くするコツも紹介してるので、ぜひ合わせてご覧ください。

 

私達UMUは、企業様向けに研修のオンライン化やリモート学習の無料相談会を毎日実施しております。
また、常に最先端のテクノロジーと学習情報をアップデートしておりますので、お困りごとや、追加で必要な情報のご要望などございましたら、いつでもお気軽にご相談ください。

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