研修でeラーニングを用いるメリット4選!効果を高める方法も紹介

「社員教育に力を入れていきたいけど、何が効果的な方法なのかわからない」「eラーニングを導入している企業も多いけど、具体的なメリットを知りたい」こうお考えの研修担当者や人事担当者の方もいるのではないでしょうか。
最近では多くの分野でオンライン化が進んでいることもあり、各研修をeラーニングで行う企業も増えています。
そこでこの記事では、研修でeラーニングを採用するメリットや、必要な手順などを解説していきます。
ぜひ最後まで読んで研修計画を立てる参考にしてください。

研修でeラーニングを採用するメリットとは?


eラーニングは、パソコンやスマートフォン、タブレットなどでインターネットを通して学習を進められるオンラインシステムのことです。
新人研修やマネジメント研修などの各種研修でこのeラーニングを採用することは、企業側にとっても受講者側にとっても数々のメリットがあります。ここからは、それぞれのメリットを詳しく解説していきます。

企業側:手間を抑えつつ効果的な研修の実施が可能

企業側にとって研修でeラーニングを採用する最大のメリットは、手間を抑えられるという点にあります。研修にはそれぞれ目的があり、その目的を達するためにプログラム策定やスケジュール調整、効果測定などを行わなければいけません。そのためには多くの手間や時間、人手をかける必要があります。
しかし、eラーニングを採用すればこれらの手間を大きく削減することが可能です。それぞれのメリットを具体例で確認してみましょう。

会場や講師の手配が不要に!

eラーニングはオンライン上ですべてが完結するため、研修用に会場手配や講師の依頼が不要となります。
研修の内容や規模感によっては、何十人何百人の受講生が集まることもあります。
参加者の数に合わせて会場を選定し、予約や設営などを行うことは非常に手間がかかる作業です。
その点、eラーニングは受講者が自宅や任意の場所で研修を受けられるので、企業側は特別な準備をする必要がなくなります。
また同様に、研修内容に合わせて講師を探し、依頼するという必要もなくなります。
会場・講師ともに手配費がかからなくなるという点も大きなメリットでしょう。

社員が自発的に学びを深めていくように

eラーニングでの研修を効果的に用いることによって、社員の学習意欲向上が見込めます。
従来の研修では、「研修を受けたらそれで終わり」、「資料は紙ベースで渡されるため、見直しづらい(紛失の可能性がある)」といった懸念点がなかなか解決できていませんでした。
しかしeラーニングはオンライン上で研修が行われるため、受講内容を見返しやすいというメリットがあります。
学び直したいと思ったタイミングで知識を深めていくことができるため、受講生のモチベーションアップにも繋がります。
ひいては受講生が自ら興味関心を持って学びを深めていくという効果も期待できるでしょう。

 

UMUの記事『eラーニング研修とは?メリット・デメリットや研修実施ポイントも』では、eラーニング研修のメリットやデメリットから、研修実施におけるポイントまで解説。企業による実用例も併せて紹介しているので、ぜひ合わせてご覧ください。

受講者側:場所や時間に左右されずに受講可能

受講者側にとってのメリットは、企業側と同じくあらゆる手間を削減できるという点です。
会場で行う研修は、受講者側にとっても移動や宿泊など時間的コストが多くかかるものです。
また、研修のスピードを自分でコントロールすることはできず、場合によっては理解が及ばないまま内容が進んでいくという可能性もあります。
しかし、eラーニングを採用すればこれらのデメリットをなくすことが可能です。
こちらも、それぞれ具体例で確認してみましょう。

特定の場所に集まる必要がなくなる

eラーニングを採用することで、受講者は特定の会場に集まる必要がなくなります。
全国にまたがって営業をしている企業の場合には、研修のために遠方からわざわざ会場に来る必要があるというケースも多々あります。
eラーニングは自宅で受講可能なため、時間と労力を大幅に削減することが可能です。
受講者もそれぞれ仕事を抱えているなかにおいては、移動にかかるコストを減らすことは大きなメリットとなるでしょう。

自らの理解速度を確認しながら研修を進められる

受講者側のメリットとしてまた大きい事柄は、自分のペースで学びを進められるという点です。
一般的な研修では講師のペースで内容が進んでいき、受講者の理解度は細かく確認されません。
また、多くの受講生がいるという状況では、参加者一人ひとりの足並みをそろえるということは非常に難しいでしょう。
そのため、どうしても内容理解に追いつけない受講者も出てきます。
しかし、eラーニングは受講者のペースで学びを進めていくことができます。
内容の一時停止や反復も可能なため、わからない点を一つひとつクリアしながら進めていけるというメリットがあります。

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eラーニングで研修を行うための必要な準備は?


様々な手間を削減できるeラーニングでの研修ですが、実施にあたっては事前準備が必要となります。
準備すべき内容は研修の目的や規模感によって変わってきますが、ここでは代表的な2点の準備事項を確認していきましょう。

システムを用意する

eラーニングによる研修を行う上で最も大切なのは、研修を行うシステムを用意するということです。
そのシステムは大きく、ハードウェアとソフトウェアに分けられます。
ハードウェアとは、受講者が研修を受けるための端末や、eラーニングの教材や受講者の情報を管理するサーバーなどです。
情報漏えいの観点などから考え、可能であれば受講用の専用端末を用意することが望ましいといえるでしょう。
ソフトウェアとしては、実際にeラーニングの教材を提供するシステムのことです。
eラーニングのソフトを提供している企業は数多くあるため、研修の目的や利便性などを考慮して適切なシステムを選ぶことが求められます。

 

eラーニングの導入を考えた時、理想の学びを実現するためにはどのようなプラットフォームを使用するべきか悩むと思います。UMUの記事『eラーニングのプラットフォーム選びはどうすればいいの?』では、eラーニング導入の要となる“プラットフォーム選び”について説明しているので、ぜひ参考にしてみてください。

できるだけコストをかけずにeラーニングを導入したい方も多いのではないでしょうか?UMUの記事『無料のeラーニングとは?無料で導入するメリット&デメリット』では、無料でeラーニングを導入するメリットや導入方法を分かりやすく解説。eラーニングを選択する際に気をつけるべきポイントもあわせて紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

受講者の管理体制を構築する

研修の効果をより一層高めるためには、受講生の進捗や結果を管理・分析する体制をつくり上げることが大切です。
メールなどを使って資料の提出などを受講生に求めることもできますが、可能な限り一元化し、企業側が管理と運用をしやすくするシステムを構築することが望ましいでしょう。

UMUなら独自システムで管理が楽々

UMUはラーニングプラットフォームとして、研修用のeラーニングシステムにしっかり対応しています
上述の教材を提供するソフトウェアや、受講生の管理を行うシステムもパッケージにて包括的に顧客に提供しています。
学習プロセスを可視化することで、進行状況や結果などを受講生側と企業側それぞれに確認することが可能です。
受講生へのフィードバックや、結果を踏まえて新たな研修内容を策定するなどの作業も簡単に進められるでしょう。

eラーニングの成果を高めるには効果測定実施が必要


研修を行う上では「研修を行ったことで受講生はどう変わったのか」「何がわかって何がわからなかったのか」といった、研修による効果を確認することが必須事項です。
やって終わりではなかなか今後に活かすことができず、受講生のスキルアップに繋げることも難しくなるでしょう。
ここでは、研修の成果を高めるために必要な効果測定について解説していきます。

効果測定を行うメリット

研修における効果測定を行うメリットは数多くありますが、代表的なのは下記の3点です。

  • ・受講生の学習効果が高まる
  • ・問題点を早めに発見することができる
  • ・今後の研修内容策定に役立てられる

これらのメリットを享受して研修の効果を徐々に高めていくためにも、効果測定は非常に重要です。

ドナルド・カークパトリックの4段階評価モデル

効果測定の方法として代表的なのは「ドナルド・カークパトリックの4段階評価モデル」です。
これは、アメリカの経済学者であるドナルド・カークパトリック氏によって考案された効果測定モデルです。

  • レベル1:反応→アンケート調査などによって、受講生の研修に対する満足度を評価する
  • レベル2:学習→テストやレポートなどによって、受講生の習得度を評価する
  • レベル3:行動→受講者へのインタビューや他者評価などによって、実践度を評価する
  • レベル4:業績→研修受講によって受講者の業績がどのように向上したのかを評価する

研修を終えた後には、この4段階をもって研修の効果を図ることが大切です。

ジャック・フィリップスの5段階評価モデル

同じく効果測定方法として有名なのは「ジャック・フィリップスの5段階評価モデル」です。これは、アメリカの経済学者であるジャック・フィリップス氏によって考案されていますが、「ドナルド・カークパトリックの4段階評価モデル」に対して5段階目である「費用対効果」を加えているモデルです。

  • レベル5:費用対効果→受講生の成長度合いが、研修にかかった金銭的コストに見合ったものになっているかを評価する

企業の視点から考えると、受講生の成長だけではなく、費用面のバランスが取れているのかということを計るのも重要です。

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まとめ:UMUにはeラーニングの効果を高める機能も


この記事では、研修でeラーニングを用いるメリットを中心に解説してきました。
オンライン上で研修を行うことによって、時間コストと金銭コストを大幅に削減することが可能となり、企業側と受講者側双方にとって益となります。
ラーニングプラットフォームである「UMU」では、eラーニングに対応した研修を行うことが可能です。
記事のなかで紹介したメリットをすべて兼ね備えているため、多くの企業によって導入が進みつつあります。
研修の効果を高め、受講生のレベルアップを図りたいという方は、ぜひUMUの導入をご検討ください。

 

UMUの記事『オンライン学習といったらZoom?Eラーニング?』では、オンライン学習の全体像をつかみ、オンライン学習の環境整備を見直そう、もしくはこれから新たに整備しようといった皆様に向けに近年のオンライン学習状況など紹介しているので、ぜひ参考にしてください。


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