効果的なオンライン内定者研修を行う方法とは?
新型コロナウイルスの影響を受け、現在多くの方にオンラインでの内定者研修についてお問い合わせいただいております。
「オフラインと同様のカリキュラムで行っているため、効果的に研修ができない」という方も多いのではないでしょうか?
新入社員研修のオンライン化が当たり前のものとなった今、研修をいかに成果に繋げるか・効果と効率を高めるかということが次なる課題です。
リモート研修の設計・運用方法の工夫によりその効果を高める方法は様々ありますが、本日はその1つとして「リモート内定者研修」をおすすめさせていただきます。
内定者研修とは?入社前研修はいつから実施するの?
内定者研修とは、企業が内定を出した人材に対して、入社前に行う研修のことです。
学生から社会人へ、大きな節目を迎えている学生たちの中には大きな不安を抱えている人たちも少なくありません。
その学生に向けて、業務内容や、入社するメリット、必要もしくは得られるスキルなどを伝えます。
実施する期間としては、主に下記の2通りで、対象によって時期を設定する企業が多くあります。
- 夏から秋頃:入社する企業を迷っている学生
- 2〜3月:入社が確定している内定者
ただし、スケジュールを組み立てる際には、学業の妨げにならないよう配慮しましょう。
入社前研修を実施する2つの目的とは?
複数企業から内定を獲得する学生が多い中、多数の内定を獲得している優秀な学生にいかにして自社を選んでもらうかを考えることは、人事担当者様の重要なミッションの1つです。
- 内定辞退を防ぐ
- ビジネスマナーの取得
上記の2つを行うことが、入社前研修の主な目的です。
詳しくみていきましょう。
内定辞退を防ぐ|内定者の不安の解消を行う
学生にとって就職は人生の大きな分岐点です。
そのため、卒業後に自分が就職する企業に対して、「この会社に決めて本当に良いのだろうか?」「今のままで会社の役に立てるだろうか」と迷いが出てきてしまいます。
入社まで不安を抱えた学生を放置してしまうと、入社直前に内定者辞退されてしまうというケースも少なくありません。
また、「想像していた企業と違った」という理由で入社直後に退職してしまう人もいます。
企業としては、時間とコストをかけて獲得した優秀な人材に、簡単に辞退・早期退職されてしまうのは防ぎたいでしょう。
内定者が抱えている不安を解消し、「この会社で活躍したい!」「この会社を選んでよかった!」と思ってもらえるよう、実施するのが内定者研修の大きな目的です。
そのため、研修では就職活動時よりも企業への理解が深まるようなプログラムを組みましょう。
ビジネスマナーの取得|社会人に必要なスキルを身につける
内定者研修のもう1つの目的は、入社後に必要となるビジネスマナーやスキルの基礎を身につけておくことです。
事前に基礎を身につけることによって、新入社員研修の時間短縮になるだけでなく、入社後に内定者の学生と社会人のマナーへのギャップを少なくすることができ、新入社員のストレス軽減にも繋がります。
基本的に内定者研修を実施するための主な目的は、「内定者の不安解消」のためのものであるといえるでしょう。
オンライン内定者研修の内容は?実施する際の3つのポイント
実際に内定者研修の内容や実施する際のポイントについて説明していきます。
前述の通り、内定者研修では会社の業務内容、会社の雰囲気についてより詳しく説明するものですが、オフラインではその場の空気でモチベーションを保てていた学生も、オンラインでは身に入らないというケースが多くあります。
下記の3つのポイントを抑えて、内容を付け加えるだけでオンライン研修の効果増大が期待できるので、ぜひ実施してみてください。
- 内定者のモチベーション向上を図る
- ビジネスゲームでチームビルディングを促す
- eラーニングで継続的な学びを可能にする
詳しくみていきましょう。
内定者研修ポイント①内定者のモチベーション向上を図る
講師が話すだけの、一方通行の研修になっていませんか?
オンラインだからといって、画面の向こう側でただ話すだけの研修では、その場に居合わせていない分、受講者の集中力が下がった無意味なものになってしまいます。
- チャット機能や挙手機能などを活用する
- 講師が受講者に質問を投げかけるなど、双方向のコミュニケーションを意識する
- カメラはオンにして常に顔が見える状態にする
一方的に話すだけでなく、双方向のコミュニケーションを心がけ「内定者研修に参加している」という意識をもたせることが重要です。
内定者研修ポイント②ビジネスゲームでチームビルディングを促す
内定者研修では「同期と関わる機会」を会社側が作り出してあげましょう。
動機と関わりを持つことによって、横の繋がりができ、不安の解消につながるため、内定者辞退率を減少させることができます。
そこで、ビジネスゲームを取り入れるのが効果的です。
ビジネスゲームを取り入れることによって、全員が参加しコミュニケーションを取れるだけでなく、受講者同士の仲間意識が生まれるというメリットがあります。
チームビルディングをし、発言できる雰囲気を作り出すのであれば、大人数よりも3〜5人の少人数に分けて実施するのがおすすめです。
具体的なビジネスゲームについて知りたい方は、「社内研修で使えるコミュニケーションゲームとは?おすすめ3選を紹介」「【徹底解説】ゲーミフィケーションを学習設計に取り入れる」をご覧ください。
内定者研修ポイント③eラーニングで継続的な学びを可能にする
内定者も学生なので、卒業論文や学生だからこそ経験できることをおろそかにしてはいけません。
そのため、各内定者の都合に合わせて教育が進められる動画を活用したeラーニングを取り入れると良いでしょう。
内定者研修でインプットした内容を、eラーニングを用いて復習する方法や、事前にeラーニングで学んだ情報をオンライン研修で他者に説明するなど、組み合わせることによって、より効果的に学習が進められます。
eラーニングを用いた研修についてより詳しく知りたい方は、「eラーニング研修とは?メリット・デメリットや研修実施ポイントも」をご覧ください。
また、eラーニングを取り入れるのであれば、受講者の一括管理を行うLMSを導入することをおすすめします。
LMSについて詳しく知りたい方は、「LMSとは?機能やおすすめ活用シーン3つ・導入の流れを徹底解説」をご覧ください。
【具体例】UMUを使った内定者研修の設計・運用Tips
リモート内定者研修の設計・運用のポイントは、「強制しなくても受講生が自主的に受けたくなる」仕掛けを作っていくことです。
【研修テーマ例】
- 自社のことを知ってもらう理念浸透研修
- 社内で評価される資格取得に向けた研修
- 社内の必須スキルトレーニング
内定者に対して研修受講を強制すると、内定辞退の可能性を高めてしまう場合があるため、選択の余地を与えることが重要です。
《参考》UMUを活用して内定者フォローをする
内定者研修以外のアクションとして「内定者フォロー」があります。
以下のような方法が考えられます。
内定者懇談会
内定者同士の懇談会を設定することは重要です。
「入社式に持っていくカバンはこれでいいのかな?」「この書類はいつまでに提出するんだっけ…」などちょっとした疑問や不安を解消する仲間がいることは、内定辞退防止の施策としてとても有効です。
定期的な個人面談
内定後、定期的に個人面談や少人数グループでの面談を行うことで親近感を与えることができ、「気にかけてもらっている」という安心感も生まれます。
社内イベントへの参加
社内でのイベントに内定者を招待することによって、内定者は会社の雰囲気を知ることができ、自分の入社後の姿をリアルに想像することができるようになります。
すべて、UMUに組み込まれているビデオ会議機能で簡単に行うことができますので、内定者研修から内定者フォローまでUMUでワンストップで行うことができます。
まとめ
リモート内定者研修を行えば、内定辞退の可能性が低くなるだけでなく、入社後の新入社員研修の効果を高めることもできます。
内定から入社後のオンボーディング、そしてその後通常の業務までつながる継続的な学習を設計し、他企業との差別化を図っていくことをおすすめいたします。
UMUを使ったリモート内定者研修についてご興味のある方はお気軽にこちらまでお問い合わせください。
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