研修費用の3種類の相場とは?費用を抑えられるおすすめ研修も紹介!

研修の企画をするため、研修にはどれくらいの費用がかかるのか調べている企業や担当者も多いのではないでしょうか?
研修の費用で削れる部分はないかも気になるところです。
この記事では研修費用の相場を紹介した上で、研修ではどのような費用がかかるのを説明します。
また研修費用を抑えるポイントとして、3つの研修種類についての相場を比較し解説するので参考にしてください。

研修費用の相場!会社規模や業種による予算と実績


研修費用の相場は、会社の規模や業種によって異なります
官公庁からの受託調査も行っている産労総合研究所の調査結果を参考に、研修費用の予算や実績などを紹介しましょう。
2020年11月に発表された2019年度における研修費用の予算と実績は以下の通りです。
調査回答企業121社のみのデータですが、実績額が研修費用の相場といえます。

予算 実績
1社あたり 7,737万円 6,599万円
一人あたり 40,636円 35,628円

ここでは、会社規模や業種による研修費用の違い、社員一人あたりの研修費用について紹介します。

会社が負担する研修費用!規模や業種よる違い

会社規模や業種による1社当たりの研修費用の予算と実績額の平均は以下の通りです。

規模・業種 予算 実績
1,000人以上 12,067万円 10,245円
300〜999人 2,846万円 2,475万円
299人以下 774万円 751万円
製造業 9,058万円 7,367万円
非製造業 6,898万円 6,112万円

1社あたりでは、規模が300〜999人の企業において研修費用がもっともかかっています
業種では非製造業と製造業とで大きな違いはありません。

一人あたりの研修費用!会社規模によるランキング

会社規模や業種による1人あたりの研修費用の予算と実績額の平均は以下の通りです。

規模・業種 予算 実績
1,000人以上 36,485円 35,147円
300〜999人 48,028円 48,056円
299人以下 41,588円 41,353円
製造業 30,404円 28,447円
非製造業 47,135円 47,108円

一人あたりでは、300〜999人規模の企業が研修費用をもっともかけているようです
続いて299人以上の企業、1,000人以上の企業と続いています。
業種では非製造業が製造業よりも20,000円近く研修費用をかけているようです。

 

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企業には人材育成にかけられる予算というものがあり、金額を気にするのは当然です。しかし、私たちにはコストという響きに抵抗があることも確かです。では一体、UMUの導入にかかる初期費用をどのように捉えてほしいのか?その答えを理由も含めてUMUの記事『コストと呼ばないで!投資としての研修費用と認識してもらうために』では、説明しているので、UMUの導入を検討している方はぜひ合わせてご覧ください。

研修は何にお金がかかる?一般的な費用科目とは


研修にはどのような費用がかかるのでしょうか。
費用科目を把握することで削れるコストのヒントを見つけることもできるでしょう。
一般的な研修費用の科目は以下の通りです。

  • ・研修や資料費:講師や教材にかかる費用
  • ・交通費:講師や受講する社員の交通費
  • ・宿泊費:昼食など食事代も負担
  • ・場所代:会場費や設備費、備品代

ここでは、それぞれの科目について簡単に説明します。

研修や資料費:講師や教材にかかる費用

研修を外部の企業へ依頼する費用や外部講師の派遣料、研修で使用する教材の費用などです。

  • ・研修企画会社などへの依頼費
  • ・企画会社の研修プログラムオプション費用
  • ・企画会社のオリジナル教材費用や市販の資料
  • ・社内作成の資料やテキストにかかるコピー代など
  • ・外部講師の派遣料

 

交通費:講師や受講する社員の交通費

交通費は、外部講師だけでなく自社の社員にもかかる費用です。
社内講師や受講生でも出張扱いで日当が発生することもあります。

  • ・外部講師の交通費、または駐車場代など
  • ・社内講師の交通費や日当
  • ・受講者の交通費や日当

 

宿泊費:昼食など食事代も負担

宿泊費は、外部講師や社内講師、受講者などすべての人に発生する費用です。
また、昼食はもちろんですが、朝食や夕食代もかかるケースもあります。
食事をする場所がなければ弁当の手配も必要です。
社員には日当として支給するケースも少なくありません。

  • ・外部講師の宿泊費と食事代
  • ・社内講師や受講者の宿泊費や食事代

 

場所代:会場費や設備費、備品代

場所代は、自社の会議室で研修を行えばコストを抑えられる可能性がある科目です。

  • ・研修会場のレンタル料や設備、備品などの使用料
  • ・持ち込み資料やプロジェクターやスクリーンなど設備の運搬費
  • ・持ち込み備品や飲みのもなどの購入費

 

集合研修にはオンライン研修ではできないことも多くあります。UMUの記事『集合研修とオンライン研修を5項目で比較!効果的な集合研修も紹介』では、集合研修とは何かを紹介し、オンラインとの比較やメリット・デメリットを解説。さらに、集合研修を効果的にするポイントも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

3つの研修種類別の相場!費用を抑える種類や方法


ここでは、研修の種類別での費用相場を解説した上で、費用を抑える方法やおすすめ種類を紹介します。
社内研修や公開座学研修、eラーニングなどのオンライン、3種類の研修における一般的な費用相場は以下の通りです。

研修種類 一般的な費用相場
社内研修(研修企画会社に依頼する研修) 1日200,000~500,000円程度
公開座学研修(外部主催の研修) 1日1人18,000~30,000円程度
eラーニングなどのオンライン研修 運営会社やプラン、人数により大きく異なる

 

【社内研修】

社内研修の費用は1日200,000~500,000円程度、短期の場合は1時間当たり10,000~50,000円程度が相場です。
費用が安い運営会社の場合、別でオリジナル資料や交通費の費用がかかるケースもあります。

【公開座学研修】

公開座学研修の費用は1日1人18,000~30,000円程度が相場です。
一般募集している公開座学研修は、事前に月日も公開されているので申し込み定員に問題なければ参加できます。
1日かけて行う研修もあれば数日にわたり1日2時間程度の研修があるなど、形態はさまざまです。

【eラーニングなどのオンライン研修】

eラーニングなどのオンライン研修の費用相場は、運営会社やプラン、受講する人数により大きく異なります。
月契約や年間契約などで費用も異なるので、自社にマッチした運営会社を選択するのがポイントです。
次からは研修の費用を抑える方法として「助成金制度」についてと、おすすめの研修種類を紹介します。

 

UMUの記事『無料のeラーニングとは?無料で導入するメリット&デメリット』では、無料でeラーニングを導入するメリットや導入方法を分かりやすく解説。eラーニングを選択する際に気をつけるべきポイントもあわせて紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

研修費用の助成金制度!人材開発支援助成金とは

研修費用を抑えるには厚生労働省が推奨する「人材開発支援助成金」という制度を利用する方法があります。
人材開発支援助成金とは、業務に関わる研修を受けさせることで研修費用の一部が助成される制度です。
人材開発支援助成金は、4つのコースにわけられています。
ここでは、特定訓練と一般訓練2つのコースについて条件や支給額など紹介するので参考にしてください。

コース 支給額( )は中小企業以外 条件など
特定訓練コース 「賃金助成」
1時間あたり760円(380円)「経費助成」45%(30%)「実施助成」1時間あたり665円(380円)
中小企業

中小企業以外の大企業など

事業主団体など

一般訓練コース 「賃金助成」

1時間あたり380円

「経費助成」

30%

中小企業

事業主団体など

各支払額には上限金額が設けられているので注意しましょう。
また生産性要件を満たす場合は割増を受けられます。

オンライン研修がおすすめ!費用以外のメリットも多い

研修費用を抑えるならeラーニングなどのオンライン研修がおすすめです。
費用以外にも以下のようなメリットがあります。

  • ・研修会場や資料のコピー代、交通費や宿泊費など多くのコストを削れる
  • ・ひとつの場所に受講生を集める必要がない
  • ・スケジュール調整などの手間を省ける
  • ・研修の企画書やプログラム作成する手間を省ける
  • ・受講者へ一斉に案内できる
  • ・社員一人ひとりの受講履歴など情報管理が容易
  • ・受講した内容を繰り返し学ぶこともできる

企業側でなく受講生にとっても、時間に縛られず自分のペースで進められるメリットがあります。

 

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まとめ:研修費用は種類で異なる!オンライン研修で効率的に!


研修費用の相場や費用にかかる科目などを中心に解説しました。
社内研修や公開座学研修、eラーニングなどのオンラインなどの種類があります。
それぞれ特徴があり企業に合う研修種類を選ぶことが重要です。
ただ費用面で考えた場合は、オンラインでの研修をおすすめします。
パフォーマンス型双方向ラーニングプラットフォーム「UMU」では、効果的な研修を行うことができます。
研修費用も登録無料で4,000円から利用できるので、研修費用のコストを抑えることが可能です。
費用を抑えつつ効率的な研修を行いたいなら、ぜひUMUの導入を検討してください。

 

UMUの記事『【2021最新版】御社に合ったオンライン研修ツールの探し方』では、確認の意味も込めてあらためてオンライン研修というものを、その考え方も含めて解説。また、一体オンライン研修ツールとは、どのようなものなのか、ここでは、特徴やメリット・デメリットを解説しているので、ぜひ参考にしてください。


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