オンライン上で学び合う文化を創る8つのポイント

皆様、こんにちは!UMUカスタマーサクセスです。
いつもUMUをご利用頂きまして誠にありがとうございます★

4月から新しい組織となり、新しいメンバーが入ってきたり、メンバーが入れ替わったりして、組織・個人として様々な学習や学び合いが必要になる時期がまたやってきます。一方で、今のリモートワークが中心となっている状況では、いかにオンライン上で自律的に学習・フォローし合うことができるか、ということがポイントになってくると思います。

そこで今回は、オンライン上で、お互いに自律的に学び合う文化を作るにはどのようなアプローチが有効なのか、という点についてご紹介したいと思います。

 

オンライン上で学び合う文化・コミュニティを創る8つのポイント

1.学習者(参加者)のニーズを知る

 参加者のニーズに合わせた、本当に必要な情報を知ることができるコミュニティであれば、学習コミュニティに積極的に参加する可能性が高くなります。

 参加者は、新しい不慣れな環境の中で、多くの情報を習得する必要がありますので、特定の情報を入手し、スキルを構築する必要があるためです。

 ですので、ターゲットとなる参加者の方のニーズを調べることは、重要なプロセスの一つになります。調査、インタビュー、およびオンライン事前評価を実施して、彼らのゴールと期待を確認するとよいでしょう。大きな学習コミュニティを創る場合は、参加者をグループに分け、それぞれのペルソナを作成することも必要です。たとえば、経験豊富な参加者は、新人・初心者とは異なるニーズがあります。全員を一様に喜ばせることは不可能ですが、参加者のフィードバックを集めることで、近づけていくことが大事です。

 

2.オンライン上のネチケット・ルールを設定する

 オンライン上であったとしても、一箇所に人を集めると、一人ひとりが意見の違いを持っ​​ていることには違いはありません。参加者が「どのように参加することが期待されているか」、「どの機能・エリアを使用できるか」「どの行動が許可されていないか」を示します。たとえば、「まずは、投稿に対していいねを押す」「どんな意見であっても、他者の考えや意見を尊重することから始める」「誹謗中傷はNG」などです。

 とくに重要なことは、コミュニティでの中で発生する「対立」を解決する方法と、「違反した場合の対応」を指定することです。例えば攻撃的なコメント・誹謗中傷などのコメントをした場合は、コミュニティとしてどう対応するか、を明確にします。さらに、そういったメンバーに対して、コミュニティ運営者はどのようなサポートを提供するか、ということまで用意できるとよいでしょう。

 

3.適切なプラットフォームを選択する

 オンライン上でのコラボレーションプラットフォームは探せばたくさん存在しますが、適切なツールを選ぶことがポイントです。なぜなら参加者は、日々忙しい業務の中でコレボレーションする必要があるからです。メール、チャットツール、SNS、ブログ、掲示板・オンラインフォーラム、プロジェクト管理ツールなども選択肢の一つであり、どのツールでも閉じたグループを用意することができると思います。

 そこで、参加者が必要とする「コラボレーションのレベル」と「ラーニングアクティビティ」について考えてください。たとえば、「少ない情報を見るだけ」でよいのか、それとも「多くの情報を構造的に理解してほしい」のか、また、「オンライン上でのディスカッションを促進する」必要があるのか。

 「情報を見るだけ」であれば、Twitterのような短く、リンクを共有できるものが適しているでしょうし、「多くの情報を構造的に理解してほしい」のであれば、ブログのようなものが最適でしょう。また、「オンライン上でのディスカッションを促進する」ためには、そのためのオンライン上の返信の仕組みが必要です。

 重要なポイントは、参加者が使い慣れているツールを使用して、快適に学習できるようにすることです。

 

4.情報発信者を称賛する

 情報を発信することは、そもそも知識・経験を保有していなければならないだけではなく、発信に時間と労力がかかることです。さらには、発信することによって批判や指摘などのリスクを負うことでもあります。その手間とリスクを超えて、情報発信者は投稿をしているのです。

 ですので、情報を発信する方に対して、お礼と称賛を惜しまず行いましょう。「まずは投稿してくれてありがとう」「いつも有用な情報をありがとう」「今週もっとも情報を投稿してくれたのは●●さんでした」といったようなイメージです。

 ナレッジマネジメントが盛んな「リクルート」では、様々なシーンで良いナレッジをだした社員を褒める文化があります。TOPGUNやARINAといったナレッジのコンテストが存在し、キックオフの場ではMVPなどの社内表彰と並んで登壇します。社内報などでは、良いナレッジをだした人を名前・顔・コメント付きで紹介します。良いナレッジを生み出し、共有することが「かっこいい」という文化を生み出しているのです。

 

5.個人同士のつながりを育む

 個人的なつながり・ネットワークを構築することが、オンライン上での学習コミュニティでは非常に重要です。コミュニティ・グループに所属するメンバー一人ひとりが、独自の個性、経験、好みを持っています。一人ひとりのことを知り、メンバー同士でも同じように知ることを推進するために、例えば、個人的な興味やアイデアを共有できる紹介ボードを設置することなどが有効です。そこでコメントがあれば、コミュニティ管理者として、コメントに返信し、仲間と交流するように勧めます。

 

6.コミュニティリーダーを任命する

 学習コミュニティのリーダーを任命し、その方にはその場の秩序を維持し、また、グループの他のメンバーをモチベートしていただくことをお願いします。リーダーは、そのトピックに対して情熱を持ち、他の人をサポートする情熱がある方がが適切でしょう。

 リーダーは、オンラインディスカッションを注視し、順調に進んでいることを確認します。なにかトラブルがあれば、関係するメンバーに非公開でメッセージを送り、状況を落ち着かせることで、対立を解決するなどの対応を行います。

 

7.eラーニングコンテンツとコラボレーションする

 オンライン学習コミュニティを成長させる、最も効果的な方法の1つは、ヒントや学習コンテンツの情報を共有することです。たとえば、トピックに沿った有用な学びのコンテンツを共有したら、参加者にそれを個人の学習ネットワークと共有するように促します。他には、参加者を別のオンラインコミュニティに誘導したりすることも重要です。

 

8.サブコミュニティを開発する

 一部の参加者は、メンバーが多すぎると、オンラインディスカッションに参加したり、情報を共有したりすることをためらう場合があります。これが、サブコミュニティを提供する必要がある主な理由の1つです。

 サブコミュニティは、よりパーソナライズされた体験を提供し、志・目標を同じくするオンライン参加者を結び付けます。また、学びのマーケティング活動におけるターゲティングをより簡単にしてくれます。新しい学びのコンテンツやコミュニティを検討する際、よりニッチな参加者を見つけるグループがわかります。

以上8つがオンライン上で、学びのコミュニティを成功させるポイントです。

 

UMUの学習コミュニティ「ラーニングサークル」

ラーニングサークルとは、誰でも自由に参加・発信することができる「学びのオンラインコミュニティ」です。

テーマに沿った情報や学習についてシェア・コメントができ、サークルメンバー同士の知識や考えを深め合うグループを手軽に作成することができます。
ラーニングサークルには、参加者個人のタイムラインがあり、自分がフォローした人のラーニングサークルが更新されると、そのポストが表示されます。興味や関心が合ったメンバー達がサークルメンバーとして自主的に集まることができるのです。

テクノロジーを用いて、学びたい人同士のネットワークを構築する、これこそがラーニングサークルの目的です。

上記でご紹介した、7つのポイントを機能として実現することももちろん可能です。とくに、ラーニングサークルは情報の共有が気軽にできるだけでなく、ディスカッションを促進するプラットフォームとして、学び合う文化を作り出しやすいプラットフォームであるとおすすめできます。
ラーニングサークルのコンセプトについてより深く知りたい方は、是非あわせてこちらのブログとYoutubeをご覧ください。

▼ブログ

【予告】つながる学ぶ!3分で分かる、新機能「ラーニングサークル」

 

▼Youtube

 

どなたでも参加可能のラーニングサークルのご紹介

■ 独立研究者 山口周氏「競争戦略としてのラーニング」
■ フランクリン・コヴィー・ジャパン株式会社「7つの習慣」
以上の2つのテーマのラーニングサークルになります。

参加方法についてはこちらの記事をご覧ください!

「ラーニングサークル」概要と参加方法のご案内

 

ラーニングサークルは、「学び」のマーケットプレイスを目指していきます。

今回開始する「ラーニングサークル」には、ラーニングオーナーが存在し、そのオーナーに よってコミュニティが運営されます。
そのコミュニティで提供される一つ一つのコンテンツは短く、仕事の隙間時間や日常の移動時間など、一人一人の好きなタイミング で学ぶことができます。
社内で導入した場合、上司・同僚・部下が互いに学びをフィードバックし合う仕組みがあります。さらに、社外のオピニオンリーダーやトップタレントと日々交流が可能で、気づき や学びを得る場になります。
AIを活用したレコメンド機能も順次装備していきます。これにより、ナレッジが共有されたラーニングのカルチャ―ができ、会社のビジョン実現や資産につなげていきます。なお、中国では先行して運営がされており、パフォーマンス成果が出ています。

今後、ラーニングサークルの参加オーナーやオリジナルコンテンツを増やし、様々なジャンル・カテゴリーにおける 「学び」のマーケットプレイスを目指していきますのでどうぞお楽しみに!


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