クイズ?質問?eラーニングに“パワフルな問いかけ”を取り入れ、学習効果をアップさせよう!

新しい時代のラーニングプラットフォーム、UMU(ユーム)を提供するユームテクノロジージャパンです。今回は、eラーニングにおける双方向性の例として、学び手が楽しいと思って取り組める「クイズ」や「質問」についてお話したいと思います。 

学習内容によって効果的な教え方/学び方は変わってくる

eラーニングには双方向性を!とはよく言いますが、学びの内容によって効果的な学習方法は異なります。よって、双方向性が必ずしもeラーニングの必要条件ということではありません。

企業の学びは大きく4つに分けることができます。
まず1つ目が「知識」
これは単純に仕事をする上で必要な知識(専門的なものも含む)を習得することを言います。

そして2つ目が「ハンズオン」
これはソフトの使い方や道具の使い方など技術的な部分を体験やトレーニングによって習得することです。

3つ目が「ソフトスキル」
これはロジカルシンキングのような思考方法やプレゼンテーションスキルあるいはリーダーシップスキルなどを学んで、その人の内面を強化するものです。

そして最後に「カルチャー、理念浸透」
これは継承すべき会社の理念や歴史などをきちんと伝えることで、その会社の一員としての誇りや自覚をもたせることです。

そして内容ごとに最適な学び方があるということをお伝えしなくてはなりません。双方向性という意味で学びの中にクイズや質問を取り入れ、学び手の習得度を随時確認することで学習効果を得られるのは、この中の「知識」の部分になります。知識獲得は長期戦です。その時に覚えたことは時間の経過とともに忘れていくのが人間なので、知識獲得のプロセスでクイズや質問を取り入れることは一定の効果を発揮します。しかし、そのタイミングや頻度にも注意が必要だということは、次の項目で述べることにします。

 

反復学習の重要性。忘れかけのタイミングで復習を!

反復学習の効果についてはこれまでに様々な研究が行われていて、代表的なものでいうとエビングハウスの忘却曲線やピョートル・ウォズニアックの忘却指数の研究があります。
エビングハウスは何かを学んだ後の記憶の保持率が一時間後には44%、一週間後には23%、一か月後には21%という考察で、ピョートル・ウォズニアックは効果的な復習のタイミングとして

①最初の復習は1~2日後
②2回目の復習は7日後
③3回目の復習は16日後
④4回目の復習は35日後
⑤5回目の復習は62日後

が効果的だと言っています。

厳密にこの通りに設計しなくても良いのですが、ポイントとしては“忘れかけ”のタイミングで復習をすることが大事だということです。完全に忘れていてもダメ、あるいはまだ記憶に残っていてもダメ。忘れかけという絶妙なタイミングで記憶を呼び起こすと定着に繋がるそうです。安易にクイズや質問を取り入れるのではなく、緻密な設計が必要なのですね。

 

“考えさせる”工夫が必要だ!深い学びを得るためには、労力を伴うアウトプットを引き出すことが効果的

 クイズや質問にもいくつかのバリエーションがあります。〇×方式や選択方式などこちらのアウトプットが簡易化されたものから記述方式のようにある程度こちらの労力を必要とするものまでありますが、より学習効果が高いのは後者と言えます。

クイズや質問に対する答えは一つとは限りません。自由度の高い問いかけをして、それぞれがじっくりと考え自分なりの答えを導き出す。問いかけ次第ではこのように深い学びも可能なのです。インプットとアウトプットはセットです。得た知識を反芻し自分の言葉で話すことは、知識の定着と同時にパフォーマンスの向上にも繋がるでしょう。

 

視点を共有。ここにeラーニングの価値がある

学びは定着がゴールではありません。それを実務で活用し、行動変容にまで繋げることが本来の目的です。話としてはいたってシンプルですが、実際にどこでどのように活用すれば良いのかを個人の力では知るには限界があります。そこで、先輩や同僚の参考になるような考え方や動き方を共有し、自分もそれをトレースするのです。

個人個人が実践してうまくいった実例、うまくいかなかった実例をオンライン上でシェアし、それに対するフィードバックを得られるような環境を用意することは大事です。一つの問題に対して複数の回答があるかと思いますが、壁に直面した時に「原因はこれじゃないかな」「こうすればうまく行くかもしれないよ」と瞬時にコメントをもらうこともオンラインでは可能なのです。eラーニングにはつくりこまれた一方的なコンテンツではなく、学び手がカジュアルに参画し、互いに影響し合えるような柔らかなコンテンツが理想的なのかもしれません。

クイズや質問を通じて個々の視点や見解を視点を共有する、これもeラーニングの価値のひとつと言えるのではないでしょうか。

 

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