eラーニングの効果的な活用方法とは?意味がないと言わせないためのポイント

研修をより充実したものにするために、eラーニング学習を導入する企業様が増えています。

しかし、「eラーニングの効果的な活用方法がわからない」「双方向性を重視したい」という方も多いのではないでしょうか?

当記事では、eラーニングにおける双方向性の例として、学び手が楽しいと思って取り組める「クイズ」や「質問」についてご紹介します。

現在導入されている方も、これからeラーニングの導入を検討している方も是非参考にしてください。

eラーニング学習とは?


そもそもeラーニングとは、学習システムを用いて、場所を選ばずに、スキマ時間や移動時間などを活用して学習できる方法です。

eラーニングを導入するメリットとしては、以下の通りです。

 

  • スマホなどのデバイスを使うので、自宅や職場など、好きな場所で学習ができる
  • スキマ時間を活用でき、自分のペースでの学習が可能になる
  • 学習の進捗状況やテストの結果などがすぐに確認でき、自分に最適な学習方法が選択可能になる
  • 音声や短い動画などが用いられ、学習理解度をさらに深められる

 

誰でも手軽に学べるというのは、大きなポイントといえるでしょう。

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学習管理システム(LMS)とは

eラーニングを導入するにあたって、必要不可欠なのがLMS(Learning Management System)という学習管理システムです。

LMSには、主に以下の2つの機能があります。

 

  • 学習者と教材の管理
  • 学習者の進捗状況の管理

 

新入社員やマネージャーなど、学習者一人ひとりの状況に合わせた教材の提供をし、「テストの点数は○点で、苦手ポイントは○だ」と細かく管理することができます。

eラーニングの効果的な使い方とは?学習内容に合わせる

eラーニングは便利な学習方法の1つですが、学びの内容によって効果的な学習方法は異なります。

そのため、すべての学習においてeラーニングを活用できるわけではありません。

多くの企業がeラーニングを用いて学習する内容は以下の4つです。

 

  • 専門知識
  • 基本的なスキル
  • ビジネスマナー
  • カルチャー、企業理念

 

双方向性という意味で学びの中にクイズや質問を取り入れ、学び手の習得度を随時確認することで学習効果を得られるのは、上記のような「知識」の部分になります。

詳しくみていきましょう。

専門知識

仕事をする上で必要な知識(専門的なものも含む)を習得することを言います。

ソフトの使い方や、道具の使い方を含め、基本的な知識をeラーニングを用いて事前にインプットしておくことで、スムーズに実践に活かすことができるでしょう。

基本的なスキル

基本的なスキルとは、思考方法やプレゼンテーションスキル、あるいはリーダーシップスキルなどを学んで、その人の内面を強化するものです。

もちろん体験でしか得られないこともありますが、人を惹きつける話し方や、研修方法など知識として持っておいて損がないものは多いでしょう。

ビジネスマナー

社会人にとって不可欠ともいえるビジネスマナー。

名刺の渡し方や、会食やエレベーター、車の中の席順など、知っている前提で仕事がスタートする場合もあります。

事前に予習しておきましょう。

カルチャー、企業理念

継承すべき会社の理念や歴史などをきちんと伝えることで、その会社の一員としての誇りや自覚をもたせることです。

会社の目指すものが理解できれば、目の前のやるべきこともわかり、モチベーション向上にも繋がります。

 

UMUの記事『eラーニングのプラットフォーム選びはどうすればいいの?』では、eラーニング導入の要となる“プラットフォーム選び”について説明しているので、ぜひ合わせてご覧ください

eラーニングを学習に取り入れる2つのポイントとは?

前述の通り、eラーニングは適切な学習内容に適用しなければ意味がありません。

また、eラーニングの効果を最大限に発揮するためには、タイミングや双方向性も重要です。

以下の3つのポイントを取り入れて、eラーニング学習を充実したものにしましょう。

反復学習が重要!忘れかけのタイミングで復習を

反復学習の効果についての研究は、代表的なものでいうとエビングハウスの忘却曲線やピョートル・ウォズニアックの忘却指数の研究があります。

 

【エビングハウスの学んだ後の記憶の保持率の考察】

  • 1時間後には44%
  • 1週間後には23%
  • 1か月後には21%

 

【ピョートル・ウォズニアックの効果的な復習のタイミング】

  • 最初の復習は1~2日後
  • 2回目の復習は7日後
  • 3回目の復習は16日後
  • 4回目の復習は35日後
  • 5回目の復習は62日後

 

厳密にこの通りに設計する必要はありませんが、ポイントとしては“忘れかけ”のタイミングで復習をすることです。

忘れかけという絶妙なタイミングで記憶を呼び起こすと定着に繋がるそうです。

綿密なタイミングの設計が重要ということでしょう。

効果的なアウトプットが重要!クイズや質問を作成して理解度UP

〇×方式や選択方式など、クイズや質問にもいくつかのバリエーションがあります。

ある程度、講師側の労力を必要としますが、より学習効果が高いのは後者といえるでしょう。

 

クイズや質問に対する答えは一つとは限りません。

自由度の高い問いかけをして、それぞれが熟考し自分なりの答えを導き出す。問いかけ次第ではこのように深い学びも可能なのです。

インプットとアウトプットはセットです。得た知識を反芻し自分の言葉で話すことは、知識の定着と同時にパフォーマンスの向上にも繋がるでしょう。

 

研修でeラーニングを採用するメリットや、必要な手順などをUMUの記事『研修でeラーニングを用いるメリット4選!効果を高める方法も紹介』で解説していますので、ぜひ合わせてご覧ください。

UMUを使って充実したeラーニング学習を!

eラーニングは導入すればすべてがうまくいくというものではありません。

教材の作成や構成の検討など、課題は多くありますが、現在行っている研修や指導に加えて活用するだけで、受講者の理解度を深めることができるでしょう。

 

UMUの記事『eラーニングのメリット&デメリット8選!eラーニングの目的とは?』では、eラーニングのメリットやデメリット、また、eラーニングはどのような目的で行われるのか企業と社員の目線で解説しているので、ぜひ合わせてご覧ください。

UMUでは、企業様の業種やスタイルに合った学習方法を提供しています。

ご相談がある方は、こちらまでお問い合わせください。

 

また、研修を行っている企業様向けの資料配布も行っております。

無料ダウンロードできるのでぜひ一度ご覧ください。

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まとめ:視点を共有。ここにeラーニングの価値がある

学びは定着がゴールではなく、実践で活用し行動変容にまで繋げることが本来の目的です。

上司や同僚の参考になるような考え方や動き方を共有し、自分もそれをトレースしていきましょう。

一人ひとりが実践した成功例、失敗例をオンライン上でシェアし、それに対するフィードバックを得られるような環境を用意することは重要です。

壁に直面した時に、瞬時にコメントやアドバイスをすることもオンラインでは可能なのです。

eラーニングには作り込まれた一方的なコンテンツではなく、学び手がカジュアルに参画し、互いに影響し合えるような柔らかなコンテンツが理想的なのかもしれません。

クイズや質問を通じて個々の視点や見解を視点を共有する、これもeラーニングの価値のひとつと言えるのではないでしょうか。

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