【新入社員研修フォローアップ】何もしなければ半年後9割忘れてしまう
人材育成は、農作物を育てることに例えられます。
実や果実を成果と例えるなら、それらの実や果実は一日にしてなりません。
土を耕し、種を植え、太陽の光や雨といった自然とともに育つ過程を通して状況をみながら雑草や害虫を除去しながら、収穫の時期が訪れます。
今年の新入社員研修においてもビジネスマナー研修やマインド研修から始まり自社製品・サービスの研修など多くのインプットがなされたかと思います。
現場に配属された新人の方が、研修で学んだ内容を適切に現場の中で発揮し、成果(パフォーマンス)を出してもらいたいと願うのは、研修を担当した方なら誰もが想うことではないでしょうか。
しかし、「研修開発入門『研修転移』の理論と実践」(ダイヤモンド社) の中でも紹介されているカナダの企業258社で行われた調査(Hugues & Grant 2007) *では、研修を受けた従業員の47%が、研修で学んだ内容を実践すると研修直後に考えていたものの、半年後には12%、一年後には9%に減っていました。
* Hugues, P.D. & Gran, M.(2007) Learning and development outlook: Are we learning enough. Conference Board du Canada.
さらに、今回の新入社員研修では、教室に集まる集合研修で登壇予定だった研修内容をWeb会議ツールを通してそのまま配信。つまり、インプットだけに終わってしまい、ロールプレイングなどの練習の場を設けられなかったという企業が、弊社独自のヒアリング調査からも見えてきました。
来年度は、昨年同様の教室に皆が集まる集合研修で実施できる?
残念ながら弊社では、そのようには考えていません。新しい生活様式、そしてニューノーマルというキーワードに代表されるように、人材育成においても従来のパラダイムを転換し、新しい時代に適応した、学習形態、学習設計にチャンレンジしていかなければならないと考えます。
その中で、一つのソリューションとして皆様にお届けしたい考え方が、UMUを活用した『日々の学習(Daily Learning)』の促進です。
米国のリーダシップ研究の調査機関ロミンガー社の法則としてよく知られる「70:20:10の法則」を応用して考えれば従業員の成果(パフォーマンス)を生み出す学びには、「70(業務の中での経験)」へフォーカスを当てた学び=日々の業務の中にいかに学びを組み込むかといった考え方、学習の設計が重要であると言えます。
UMUを活用した『日々の学習(Daily Learning)』の環境を準備し学習設計することのメリット
<受講者視点>
・配属後も集合研修の内容を意識し、行動を見直せる
・市場環境の変化に迅速に対応可能
・全社の成功事例を学びにし、自分の業務に生かせる
・気付きの共有によりそれぞれの強みを把握可能
<管理者視点>
・学習者の理解度や実践状況が把握可能
・地域間の教育格差の是正
・受講者の学びに対する受動的姿勢を能動的姿勢に変える
・学びが日常化し、従業員同士の学び合いが促進
UMUを活用いただいているユーザー様の特徴として、変化が激しく、競合ひしめく市場において従業員の行動・成果が会社の業績、顧客サービスに直結すると考えており、かつ全社横断的に得られたナレッジを企業資産に即座に変えていくことを人材育成の最重要課題の一つに捉えられております。
新入社員への教育は多大なるコストの上に実施されています。しっかりと定着させ、現場での即戦力化を図るためにも継続的なフォローは欠かせません。
是非、UMUを活用したDaily Learningの考え方を取り入れてみてはいかがでしょうか。
なお、今回お届けした日々の学習を実践していく上で、マイクロラーニングという考え方も大変有用です。併せて以下のブログもご参照ください。
▼「社内のナレッジをオンライン学習として提供するための5つのポイント」
https://umujapan.co.jp/column/online5point/
https://umujapan.co.jp/sys/
https://umujapan.co.jp/contact/
▼無料相談会の予約ページ
https://umucs.youcanbook.me
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