【極意9】一方通行の学びをアウトプット型へ転換する|eラーニング実践〈学習の定着化編〉
eラーニングの「学習の定着化」における3つの課題と対策
eラーニングの「学習の定着化」における課題には大きく3つあります。
1.動画だけ見ても行動変容につながらない
2.学習と現場実践との間にへだたりがある
3.学習の効果測定をどのようにしたらよいかわからない
これらの対策として、以下4つの極意があります。
本記事では、【極意9】一方通行の学びをアウトプット型へと転換するポイントについてご紹介します。
学びを一方通行から双方向へ
技術の進展にもかかわらず、私たちの学習手法は一方向的であり、従来の形式からのアップデートできていません。e-Learningを現行のスタイルからより効果的な形態へと進化させることを提案します。
<図1>
従来のe-Learning研修において、<図1>上のようにパターン化されていませんか?講義や教材の閲覧、試験問題の解答、そして個々の学習者の進捗を厳密に追跡するという形式です。
しかし、真の学習は<図1>下のように知識の消化だけではなく、実践に基づいた学習であるべきです。
コンテンツで学んだあと、意見の表明や問題解決、実際のコミュニケーションなどの練習を行います。間違った方法を継続することは、悪習慣の形成につながりますので、フィードバックを受けることが重要です。フィードバックに加えて、ディスカッションを通じて意見を交換し、自身の見解を客観的に見直すことも大切です。さらに、試験問題の解答後に解説を提供することも、フィードバックの一形態です。
練習や評価のデータを収集し、その練習の量や質を分析することで、学習の進捗状況を把握することもできます。このようなアウトプット型の学習とフィードバックを組み込む方法について、実際のe-Learningプロセスにおいて実践できる道筋を提供します。
e-Learningを活用した学習デザイン
e-Learningの動画を活用することで、効果的な学習デザインが可能となります。
一般的な流れとしては、長さ約40分の動画を、分割して学習する取り組みが多く見られます。ここでの学習は主にインプット段階です。その後、動画の内容についてコメントしたり、掲示板で意見を交換するなど、アウトプットを行う機会が設けられます。さらに、チームワークを活かし、動画を視聴した後に意見交換を行うことも重要です。
例えばAIビデオなどのコンテンツを活用し、皆でブレーンストーミングするなど、個々の資料を基に議論を深める取り組みがあります。投稿に対するディスカッションや意見交換を通じて、学習の効果を高めることができます。また、自社のオリジナル動画に問いを含めることで、より対話的な学習体験を提供することも可能です。
カスタマイズして、より効果的な学習環境を提供
最後に、学んだことを他者と共有することが真の学習であるという観点から、実践した成果を投稿する機会を設けることも重要です。このような取り組みにより、既存のe-Learning動画を進化させ、自社独自の学習コンテンツにカスタマイズすることが可能となります。
学習の内容そのものだけでなく、その前後のプロセスをカスタマイズすることで、より効果的な学習環境を構築していくことが期待されます。
eラーニング実践の12の極意
eラーニング実践の極意は、「コンテンツ作成」、「コンテンツ提供方法」、「学習の定着化」というカテゴリに分け、全部で12の極意があります。
解説セミナー|eラーニング実践12の極意がわかる!
「eラーニングが活用されない真実は〇〇にアリ! 「定着」⇨「行動変容」につながる学習コンテンツのあり方とは?」というタイトルにて、eラーニング実践12の極意の解説を含んだセミナーを開催しています。
【セミナーで得られること】
・学び放題を始めとする「eラーニング」が活用されていない理由が明確になる
・eラーニング学習の「作成⇒展開⇒定着化」まで生産性と効果性を高めるためのTIPSが得られる
・人材開発領域でAIをどのように取り入れると良いかについてのヒントが得られる
【このような課題感をお持ちの方にオススメ】
・eラーニングの見放題プランを「活用しきれていない」
・学習効果の高いコンテンツ作成方法が分からない
・受講管理が大変/リマンドの大変さ
・研修の事前課題の実施率が低い
・動画だけ見ても行動変容につながらない
・学習の効果測定をどのようにしたらいいかが分からない
総合学習プラットフォーム「UMU」
UMUは、LMSとeラーニングを包括するAIを活用した学習プラットフォームです。
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