【その場限りを超えた学びへ】ツルハホールディングスが選んだUMU研修改革

日本全国に2643店舗(2024年8月15日時点)のドラッグストアを展開する株式会社ツルハホールディングスは、一方通行の研修や、その場限りの研修からの脱却を目指し、8つの全ブランドの全スタッフ向けの教育システムとして2022年12月にUMUを導入しました。今回は、株式会社ツルハホールディングス 執行役員 能力開発本部長 木根 崇臣さんと、能力開発部 部長 澁谷 征史さんにお話をうかがいました。

 

 

企業情報

社名:株式会社ツルハホールディングス

本社所在地:北海道札幌市東区北24条東20丁目1-21

設立年月日:1963年(昭和38年)6月

ホームページ:https://www.tsuruha-hd.com/

 

その場限りで、一方通行の研修になってしまうのが課題だった

 

ーUMU導入を検討された背景について教えてください。

木根:弊社は業界内では昔から教育に力を入れており、研修内容や教材が充実していると自負しています。ただ、研修で学んだことが現場や実務に活かされているのかきちんと把握できておらず、その場限りの研修になっているのではと課題感を抱えていました。

 

澁谷:当時行なっていたeラーニングの場合、受講者の感想を知りたくても、システム会社に依頼しなければフィードバックを見ることができず、タイムリーに研修の手応えを感じることができなかったんです。また、eラーニングも「良かったら使ってね」と一方通行で提供していたため、管理者と受講者の双方のやり取りもできていませんでした。

 

ーUMUを知ったきっかけについて教えてください。

木根:その場限りで一方通行になってしまっている研修をどうにかしなければと、従来の研修システム会社と改善を図ったのですが、話がうまく進まなくなってきて。ちょうどそのタイミングでUMUの片桐さんに出会い、お話をうかがってみるとまさに「こんな風にしたい」と思い描いていた理想の研修形態だったんです。

 

〈能力開発本部長 木根 崇臣さん〉

片桐さんにお会いするまでは、従来の研修システムを変える予定もなく、他の研修システムの会社の方が営業にいらしてもお断りしていたため、すごく良いタイミングの出会いでしたね。

 

ーUMU導入の決め手はどのような点でしたか?

木根:片桐さんからうかがったUMUの研修形態にももちろん惹かれましたが、片桐さんの著書『パフォーマンス・ラーニング』を読むことで、より理解が深まり「これだ!」と感じました。部のメンバー数人にも本を読んでもらったところ、みんな「これでやってみましょう」と言ってくれました。

 

さらに、片桐さんの人柄も決め手になりましたね。弊社は「困っている人を助けたい」という思いから店舗を増やし、成長した会社です。まさに片桐さんの人柄が弊社の思いとマッチした点も、導入の決め手のひとつでした。

 

研修のお土産を持たせる工夫で、継続的な学びを促す

 

ー研修における課題に対して、UMU導入によりどのような成果を期待していましたか?

木根:「一方通行ではなく、講師と受講者の双方に動きがある研修にしたい」「UMUの研修ならそれができるのでは」と導入を決めましたが、期待通りでした。

 

一番良かったのは、アンケート機能です。以前は、研修のフィードバックがなかなか見れず、研修の効果がタイムリーに測定できない点に不安がありました。しかし今は、リアルタイムで受講者の感想を見ることができます。受講生の「いいね」やコメントを見て、「今回の研修は手応えがあるな」など、次の研修に活かすこともできています。

 

また、受講者にも変化がありました。以前であれば、挙手して質問するのは気が引けてしまう場合も、アンケートを通じて気軽に質問できるようになりました。さらに、アンケートへの回答は、学んだ知識をアウトプットすることになるため、知識の整理や定着にもつながっています。

 

講師の立場からしても、以前は研修時間内に答えられる質問の数には限りがありましたが、今では研修後、すべての質問や悩みに回答することができるようになりました。また、受講者の感想をタイムリーに知ることができるので、「こう話すと受講者の食いつきがいい」とか、「次回はもっと現場に寄り添った具体例を挙げよう」など、振り返りにも繋がっています。受講者と講師、それぞれが研修を通じて成長できていると感じています。

 

ー一方、UMU導入にあたって懸念点はありましたか?また、その懸念をどのように払拭されたかお聞かせください。

木根:従来のe-ラーニングの場合、おそらく継続して閲覧してくれた受講者は7%程度、つまり10人に1人も閲覧していない状態だったんです。ここをまず10%まであげることが目標であり、懸念点でした。

 

澁谷:受講率を高めるためには、UMUのシステムを社員に浸透させなければなりません。そのため、UMU導入初期は、携帯電話でQRコードを読み取って、ログインの仕方を覚えてもらうなど、実際にシステムを使ってもらいながら説明することで慣れてもらいました。UMU導入前の研修のルールに、「研修中は携帯電話の電源をオフにしなければならない」というルールがあったのですが、導入後はルールをガラッと変えて、とにかく実際に使ってもらうことを心がけましたね。

 

木根:社員がシステムに慣れたころには、「研修が終わったら、UMUのここを必ず見てください」、「部署に戻ったら、UMUをこういう風に使ってください」と、研修後も学び続けられるよう導線を作るようになりました。「研修したら終わり」ではなく、「研修のお土産を持たせる」ことで、研修後も継続して学ぶ環境を整え、その場限りの研修にさせないよう、工夫をしています。

 

〈現場スタッフの方のUMU活用シーン〉

 

澁谷:実際にUMUを使ってもらうことと、研修終了後に何か学びのお土産を持って帰ってもらうことを繰り返して行なうことで、社員にUMUが浸透していったと感じています。

 

信頼しているUMUの手厚いサポート

ープロダクト以外の面で、UMUに対してどのような印象がありますか?

木根:とにかくサポート体制が手厚い点が、非常にありがたいですね。2〜3回でサポートが終わってしまう会社も多いなか、UMUは継続的に定例会を開いてサポートしてくれるので、安心して相談させていただいています。

 

こちらが悩みや課題をうまく言葉にできないときも、意図を理解し、的確で分かりやすい説明をしてくれます。いつも誠実に対応してくださるので、信頼しています。

 

「研修に参加している実感がある」。販売実績が上がる受講生も

ー導入後の変化についてお聞かせください。

木根:アンケート機能の活用により、研修の効果が格段に上がったと感じています。受講者に感想を聞くと、「以前の研修動画は単に見ているだけだったが、今は研修に参加している実感がある」という声も多いです。

 

研修中にとったアンケートを、画面に映し出して紹介するディスプレイモードを使用することもあるので、自分の回答が映ると参加している感覚が増すのかもしれません。また、アンケートに答えるなど、得た知識をアウトプットする機会があるので、今まで以上に集中して受講している様子が見られますね。

 

〈UMUディスプレイモード〉

 

澁谷:実際に、販売実績が上がる受講者も増えています。研修で学んだことを、実務に活用できている様子が見られて、こちらも嬉しいですね。

また、研修動画の使い勝手が良く、研修後に活用しやすい点も研修効果の向上に寄与していると思います。

 

 

木根:研修に出られなかった同店舗で働く社員に、内容を伝達する際にも動画を活用しています。研修時だけでなく、研修後も動画で学びをフォローできる点も、研修効果の向上に繋がっていると考えています。

澁谷:従来の研修資料や教材は、内容は充実していたものの、整理されておらず、使いたいツールを探すのに苦労しました。個々のスキルやポジションに合わせた教材の組み合わせなども上司が都度考えなければならず負担がかかっていましたが、今はその手間がなくなりました。

学びたくなる仕掛けづくりで受講率アップを目指す

ー今後の研修について、思い描いていることはありますか?

〈能力開発部 部長 澁谷 征史さん〉

澁谷:受講率をさらに向上させていきたいです。そのために我々管理者側は、もっと充実したコンテンツ作りをしなければと考えています。例えば、ゲーム性を持たせるなどといった工夫も必要になってくるかも知れません。

 

また、現場にも学習環境を作ってもらうよう協力をお願いして、双方で手を取り合いながら

受講者が学びたくなる仕掛け作りをしていきたいですね。

 

 

 


 

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