「学びたいときに学べる」場を提供するために 学ぶためのマインドと環境をつくる

NTTビジネスソリューションズ カスタマーサクセス部では、UMUを導入し、オンライン型の大規模コンテンツを作成。

部署を横断する共通育成部分で研修を展開していました。UMU導入の背景を踏まえた、同社ならではの活用実態と今後の展望について、同社のカスタマーサクセス部 家藤隆生(いえふじ・たかお)さん、井内知里(いうち・ちさと)さん、そしてNTTラーニングシステムズの平野未悠(ひらの・みゆう)さんにお話をうかがいました。(2022年5月)

 

企業情報

社名:NTTビジネスソリューションズ株式会社

本社所在地 :〒530-0011  大阪府大阪市北区大深町3番1号

資本金:1億円

設立年月日:平成25年10月1日

ホームページ:https://www.nttbizsol.jp/

 

数千人規模のオンライン研修を実施

― 研修に至った背景や課題はどのようなものがあったのでしょうか?

家藤さん:これまでの研修については、多くの社員を対象としたe-ラーニングでは有効に活用できているかを確認できていなかったことが課題として挙げられます。

スキルチェックの点だけでなく、動画をスキップできてしまう機能があったため、メッセージ性を強く出していきたい今回のような場合には「スキップの規制機能があった方がいいのではないか」などの課題を平野さんに相談するところから始まりました。

 

― 想いが伝わる研修にするために、工夫が必要だということでしょうか?

家藤さん:「メッセージがどれほど伝わるか」には、組織文化の影響が大きいと思っています。組織によって背景が異なるために、想像力に差があります。まずは、その理解が必要でした。

今の組織のなかで使うスキルアップのための勉強はされても、他の組織へ飛び出して使えるスキルを得ていくというマインドはなかなかもちにくい場合があるんです。

外の仕事にも幅広く対応できるような教育は、今まであまりなされてきませんでした。

そのため、マインドを変える難しさがありました。

直感的に使える操作性のよさで“問い合わせ0件、自学率9割”

―UMUを導入されてみて、どんな変化がありましたか? また、機能面の使用感はいかがでしたか?

家藤さん:これまでも自社の教育システムはあったのですが、研修の度に必ず使い方に関しての問い合わせがありました。けれど、UMUを活用した研修では、問い合わせがゼロだったんです。

視覚的にも見やすく、直感的に使いやすく、操作性がよかったんだと思います。継続学習によるバッジの獲得も、達成感があり嬉しいようです。

 

井内さん:受け手側も進捗状況を一目で把握できるのが、視覚的に圧倒的にわかりやすくモチベーション維持に効果があったと思います。管理面では先ほどお話した「スキップ防止」機能があったことが大きかったです。

 

家藤さん:コメント機能については、セキュリティ面に不安があったため規制していました。お客さま情報などを誤って書き込んでしまう可能性も考えたためです。管理側は感覚的な操作ではない一面がありますね。あとは、集計機能があるといいなと感じました。

 

―研修の感想にはどのようなものがありましたか?

家藤さん:まったく違う仕事の事例についても「今の仕事に活かせると思う」という感想をいただきました。今の自分の業務に置き換えて、特別なことではなく、今の応対や関係性や運営に必要な知識が学べたとのご感想です。

新しい仕事への興味をもってくれたことだけでなく、今の仕事に活かせる視点をもってくれたことがとても嬉しかったですね。

自分に置き換えてもらえたのは職場で動機付けが周知できていたおかげもあると思います。前向きでモチベーションの高い人たちに伝わったという手ごたえがありました。

 

また、より多くの人にしっかりと見てもらいたい想いから事例を用意したところ「事例が多く具体的でわかりやすかった」という感想もありました。ポジティブな感想が想定より多かったです。9割の人が自発的に学習してくれました。

「今これをなぜやるのか」について、各主管の育成担当と連携し、納得して現場での声掛けを展開してくれたことが大きかったのも確かですが、感覚的に使える使用感が大きかったと思います。

 

業務をしながら効率化を進めていく

―業務をしながらのeラーニングについては、どんな声がありましたか?

家藤さん:KPIもあり、業務管理のなかで自分の学習を両立する大変さを訴える声もありました。

 

井内さん:実際、忙しいと思います。業務をしながら学び、アウトプットしていく必要もあるのですから。

UMUのシステムは学んだ後にテストするという流れがスムーズで、ハードルが低いと感じました。

スキップ防止機能についても、一度見た後は見返しやすいようにスキップ可能になるところが、効率よく使えるポイントの1つでした。

「学びたいときに学べる」場を提供していくために

―今後提供していきたい教育や研修の未来像はありますか?

家藤さん:会社としても育成に重きを置いていて、学ぶことで表彰される、育成の目標もKPIとしてつくろうなどの案もありますね。

学びたいときに学びたいコンテンツがないのが一番よくないと考えています。自発的に勉強できる仕組みづくりが必要だと思います。

最終的にめざすのは、何も言わなくても一人ひとりが自ら学んでいる状態です。今は過渡期だと考えています。そのためにも、モチベーションやマインド醸成が一番の課題です。

 

これから、自分で勉強する人しか生き残れない組織になっていくと思います。まず、学ぶことにしっかり取り組む。

そして、学んだことをアウトプットしなければ意味がないため「学ぶ」だけではなく「活かす場づくり」が必要だと考えています。

 


 

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