新人教育、中途入社研修を双方向性のある参加型へ、職場の活性化とパフォーマンスへの向上に向けての取り組み。
株式会社リログループ 様

工藤留美子さん(左)、河野豪さん(中央)、増田瑞穂さん(右)

株式会社リログループは、企業の人事総務業務のアウトソーシングや不動産の賃貸管理、リゾート運営などを主軸のビジネスとする東証一部上場企業。グループ全体の社員約4000名(パート、アルバイト含)に対してUMUの導入を決めました。新しいことを始める時には、なかなか意見がまとまらないことがあります。一体どのようにして同社は導入を推進していったのでしょうか。その秘訣を教えていただきました。(2020年1、2月インタビュー)

 

出会った時にワクワク感、「これなら皆が楽しく学べる!」

導入にあたって、エンジンの要となったのは、グループITマネジメント室の工藤留美子さん。UMUに出会った時の第一印象について工藤さんは次のように語りました。「初めてマイクロラーニングを体験した時、とてもワクワクしました。手軽で楽しい。それまでのイーラーニングは、やらされている感があり、正直いって楽しいという感じではありませんでした。外出先から気軽にできなかったり、受講状況の確認が面倒だったり。もっと手軽にできないだろうか、と課題意識を持っていました。その点UMUは、スマートフォン操作が基本で簡単。感覚的にできる点がすごくいい、と思いました」。

工藤さんは行動が早く、トップの理解を得るために、仲間を増やし、現場の声を力にするといった視点で一気に進めました。

まず、グループ企業の中から有志によるEラーニング化推進メンバーを募ったところ10名が参加を表明。UMUの基本操作について勉強会を始めました。その中の一環として2019年7月下旬にグループの事業会社関係者を集めたUMUのデモも開催。「単なるEラーニングではなく、会社の資産蓄積・継承に使えてブラッシュアップにもなる。部門、部署に関係なく、スキルが共有できそう」といったコメントがあり、こんな風に社内でUMUを使ってみたい、といった声が109件集まりました。出てきたアイディアとしては、「内定者・新卒向け研修の改善、定番研修のオンライン化」「テストやアンケート集計の効率化」「社長メッセージやマニュアル配信」「外国人向け業務に特化したトレーニングにも使えるのではないか」等がありました。また、賃貸管理事業会社からは「地方拠点が多いので物件の撮影や事例ノウハウで使えそうだ」と日常業務の効率化での活用アイディアも。これらの声を上司に届けることで8月には稟議を通し、全社導入へと進めました。仲間を集め、現場の声を聞き、上司を説得するといった一連の組み立て方、スピード力に、こちらが刺激を受けるほどでした。

 

主体的な学び、ノウハウ共有の場となった

10月に、それまでEラーニングで発行していた全社員3500名分をUMUアカウントに切り替えました。その後、パートやアルバイトにも広げ、2か月後には5000アカウント発行となりました。使い方は、社長メッセージや新年挨拶、入社説明会といった公式活用の他、推進メンバーに権限を委譲し、部署内での研修やアンケートなどで活用。ユニークなのは、業務以外の忘年会の抽選会などでも活用されていることです。楽しいイベントでの活用が進めば、愛着も湧きます。工藤さんと同じグループITマネジメント室の増田瑞穂さんはプロジェクト推進での活用事例について次のように述べました。「これまでは新システム導入時の説明会を東京と大阪で開催していました。今回は説明会を開催せずUMUで説明コンテンツを動画と文章で作成し、さらに双方向性を出すために、アンケート機能を使いました。本当に楽で助かりました」

<リログループ1月時点でのコンテンツ>

新人教育、中途入社研修がインタラクティブに

同社には、62社のグループが傘下にあり、借上社宅管理事業、賃貸管理事業、福利厚生事業、赴任支援事業、海外事業、観光事業等を展開している。この中で最もUMU活用頻度の高い、福利厚生事業などを展開している株式会社リロクラブでの事例を詳しく紹介します。

水内伸子さん(左)と高田真実さん(右)

中途採用社員の教育について改善したいと思っていたと説明したのは、社員の研修を担当するパートナーサクセスユニットの高田真実さん。「毎月1日に入社する社員がいたのですが、決まった研修日まで2週間待たなくてはならないなど、なかなかタイムリーにできませんでした。集合型で実施しても地域間格差があって参加できる人とできない人がいる。参加できない人には、各地域の責任者にお願いするなど負担をかけてしまっていました」。そこを一気に解決したのがUMUでした。その月に中途入社した従業員全員へ個人情報系の教育、さらに正社員として入社した人には、社内ルールや稟議の上げ方、社内イベントの案内、持ち株の説明にUMUを活用。

<実際に作ったコース>

 

棚卸、社長メッセージ、忘年会抽選なども 職場活性化に

新しいツールに抵抗はなかったのでしょうか。高田さんと同じ部署の水内伸子さんは、次のように述べています。「通常、新しいツールを導入する際には操作説明会を開催する必要があり、全国・海外にも従業員がいると説明会の開催そのものが一大業務になりますが、UMUの場合は使い方が簡単なので、誰でも簡単にUMUのコースにアクセスして対応することが可能で大変ありがたいツールです。社員研修や働き方改革に関するアンケートなど、アンケート機能はスポット的に使用。その他の使い方としては、会社貸与の棚卸、毎月の社長メッセージ配信、忘年会での抽選会など。こちらの想定を超えて広がっています。「アンケートは入力までの動線が分かりやすい仕様なのと、リアルタイムで入力情報を確認できるため、通常催促期間を含めて数日かかるアンケート回収が2,3日で可能となりました。(水内さん)」。「今までは地方拠点のメンバーが社長メッセージをリアルタイムで聞く機会が少なかったので、大変好評です(高田さん)」

さらに、営業マンの知識向上でも活用しています。社内報の作成も担当している水内さんは、社員のエンゲージメントを高めるために工夫を重ねています。「昨年度、下半期の方針発表時、参加者にQRコードを読みこんでもらい自社商品の知識テストを受けていただきました。テストの様子を社内報にも掲載し、UMUの認知度を一気に高めることができました」。マンネリ化しがちな社内報のインタビュー記事にもUMUを使って一工夫。「MVP賞受賞者インタビュー記事作成の前に、UMUで質問箱を用意。そこに来た質問でインタビューしていく構成にしてみたのです」。参加型インタビュー記事とは面白い発想です。UMUの使い方そのものを発展させています。

社員教育や社内報だけではなく、今後は各事業の中でも活用していきたいとのこと。「メイン商材のほかにオプションサービスが日々企画され、サービスインします。従来は新サービスを社員に説明する機会が限られていましたが、UMUにアップしておけばいつでも受講でき仕様変更等のアップデートも容易です。また、サービスごとに質問箱を作ってそこに質問やコメントを入力できるようにしておけば、企画担当が返信した内容を他のメンバーも参考にすることができます。現場の意見を簡単に集めることができれば企画のスピードを上げていくことができます。楽しくインタラクティブにできることが職場の活性化になり、結果的にパフォーマンス向上につながっていくと期待しています」。高田さんは、UMUをもっと面白く活用していきたい、と熱く語りました。

 

仕事の面白さ、楽しさを10倍にする

リログループとしては、まず5社に導入してスタートしましたが、今後どのように展開していくのでしょうか。1年後には、社員一人ひとりがマイクロラーニングを理解し、音声・動画・AI課題機能を使いこなせていること。場所や時間から解放され全国の拠点で展開できていること。集合研修と効果的な組み合わせができていること等を掲げています。そして、2年後には、「教え合う・学びあえるプラットフォームになっていること」を展望として示しています。

 

UMU導入の決断をした株式会社リログループの取締役兼CIO(最高情報責任者)の河野豪さんは、どのように感じていたのでしょうか。「社員がアイディアを109件も出してきた時には、これはいける、と思いました。また、UMU創業者のドングショーさんにお会いした時の言葉には感銘しました。彼はグーグル出身で、グーグルでは10倍にするにはどうしたらいいか、といった発想で仕事に取り組むとのこと。私達もグーグルの発想で仕事を10倍面白く、楽しくしていきたいと思います」。

 

河野豪さん(左)とドングショー・リー(右)

 

UMUがリログループの成長に貢献できると思うと私達もワクワクします。発想豊かな社員の皆さんのアイディアで想像を超える活用をしていただければ、UMUもさらに成長していけると感じました。(インタビュア:杜 銘雨/構成と編集:石川慶子)

 

 

 

 

 

 

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