オンライン研修を面白くする方法とは?グループワークの効果を高めるゲーム5選

新しい時代のラーニングプラットフォーム、UMU(ユーム)を提供するユームテクノロジージャパンです。
コロナ禍により企業研修を対面で行うことは今年の春以降ほぼ不可能になってしまいました。
3月、4月の移行期を経て今ではすっかり浸透してるオンライン研修だと思いますが、ここで今一度おさらいとして研修をオンライン化する上での注意点をまとめてみたいと思います。

オンライン研修とは?


オンライン研修とはパソコンやタブレットなどを通じて、リアルタイムに非対面で行われる研修のことで、オンライン研修のほかにも、オンラインセミナーやWeb研修などとも呼ばれています。

 

特定の場所に大勢の人を集めず研修ができるので、リモートワークの方や遠方にお住いの方も参加できるのが特徴です。
また研修は、ライブ配信で行われ、受講者はリアルタイムで質問や意見することが可能です。
さらに、グループのディスカッションもできるので、受講者同士のつながり強化にもなるでしょう。

 

オンライン研修は大きく分けて2種類あります。

  • 個人参加型:自宅や自席から参加できる個人参加型
  • 多拠点参加型:会議室などの拠点に集まり1つのPCを複数人で使用して参加する

ネット環境や集合研修を実施する意味などを兼ねて検討すると、どちらが適切か判断できます。

 

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オンライン研修はつまらない?オンライン研修の3つの注意点


オンライン研修はネット環境が整っていれば、どこからでも受講できるところが最大のメリットといえます。
しかし、他人の目が届かない分、「集中力が続かない」「飽きやすい」といったデメリットも。

 

そこで、下記のオンライン研修の3つの注意点を踏まえることで、最後まで集中力を切らさずに意味のある研修へとつなげられます。

  • 研修担当者がオンライン研修に慣れておく
  • 受講者は原則「顔出し」にする
  • 双方向性のある研修を心がける

それぞれ詳しく解説します。

研修担当者の他にアシスタントをつける

オンライン研修をスムーズに行うためにも、システムに詳しいアシスタントをつけておくとよいでしょう。

 

インターネットを介して行う研修は、機材やネットトラブルが起こる可能性もあります。
研修担当者がシステムに精通しているのであればよいのですが、あまり詳しくない場合は、対応してくれるアシスタントを置くことで解決できます。

 

研修担当者にとっては心強い存在となるでしょう。また受講者には、安心して研修を受けられる環境を整えられます。

受講者は原則「顔出し」にする

オンライン研修では、原則「顔出し」での受講がおすすめです。
顔出しにすることで、相手の表情や反応が読み取りやすくなり、理解できているかどうかが分かります。

 

さらに、緊張感が伝わるので、集中力が高まる効果も期待できます。
ディスカッションを行う際も、お互いに顔を見ながら行ったほうが話も弾むでしょう。

 

受講者の中には、部屋の様子が見えることを気にする方もいるかもしれません。
システム機能のバーチャル設定を利用すれば、背景を変えられる旨を事前に伝えておくとよいでしょう。

双方向性のある研修を心がける

講師の話を聞くだけの一方通行の研修は、集中力が長続きしない傾向があります。
双方向性のある研修を行うことで、受講者は聞くだけでなく、質問や意見をする場面を増やすことができます。

 

例えば、一方通行の研修では、一通り話し終えた後に質疑応答の時間を取ることがほとんどです。
しかし、これでは受講者が疑問に感じたときに質問できないので、理解が追いつかず途中で飽きてしまうでしょう。
双方向性のある研修なら、タイムリーに質疑応答ができるので、疑問を残したまま話が進まずに済みます。

 

また研修には、ディスカッションを取り入れるのも有効的です。
グループごとに話し合いの場を設けたり、1人1人意見を出してもらったり、受講者の参加意識を高められます。

面白い企業研修にする方法とは?オンライン研修を成功させる3つのコツ


オンライン研修は方法次第で、面白くもつまらなくもなります。オンライン研修を成功させるためには、下記3つのコツを押さえておきましょう。

  • 事前準備は入念に行う
  • 50分受講に対し、10分間の休憩を入れる
  • 研修の中にゲームを取り入れる

オンライン研修は、研修動画コンテンツで制作したビデオを流す研修とは違い、グループワークが可能となります。
やり方次第ではさまざまなオンライン研修を実施できるので、コツを押さえて、面白い企業研修へとつなげましょう。

事前準備は入念に行う

使用方法が分からない、ネット環境が悪く音切れする、などのトラブルがあると研修に集中できなくなります。
これでは、面白い研修であっても内容が入ってこない状況に陥ります。

 

例えば、マイクやカメラはオンの状態になるか、インターネットの接続が頻繁に切れないか、あらかじめ確認しておくとよいでしょう。
使用方法に不安がある受講者には、操作方法のマニュアルを配付したり、事前にレクチャーする時間を作ったりするのもおすすめです。

 

また研修担当者は、当日スムーズに進行できるよう、テクニカルトレーニングで予習しておくと万全な体制で臨めます。

50分受講に対し、10分間の休憩を入れる

長時間のオンライン研修は、集中力が続かない傾向が見られます。
原因の1つには、PCやタブレットを長時間使用すると目や耳、肩、腰などにかかる負担が挙げられます。

 

集中力を持続させるためにも、学校の時間割のように進めるのがおすすめです。
具体的には、90分受講を受けたら10分休憩するといった区切りをつけるとよいでしょう。

 

他にも、受講者には事前にテキストを配付し、研修ではグループワークを行うことで、集中力の低下を防げます。

研修の中にゲームを取り入れる

「ゲーム」と聞くだけでワクワクする方は少なくないはずです。
研修というと堅苦しいイメージですが、ゲームを取り入れることで、楽しさがプレスされ、受講者の積極性や理解度を促進できます。

 

また、研修にゲームを取り入れるメリットは、他にもあります。

  • 受講者同士が積極的にコミュニケーションを取るようになる
  • 受講者の行動力を高めたり発言しやすい環境を整えたりできる
  • 実践形式にすることで理解を深められる
  • 集中力が持続しやすい

 

面白い研修は記憶にも残りやすい傾向にあります。
意味のある研修を行いたい場合は、ゲームを用いた研修を検討してみてはいかがでしょうか?

オンライン研修を工夫しよう!おすすめのゲーム5選


面白いオンライン研修を実践したい研修担当者、双方向性のあるコンテンツ例をお探しの方必見!オンライン研修に取り入れやすいゲームをランキング形式で紹介します。

  1. NASAゲーム
  2. ヒーローインタビュー
  3. 野球のポジション当てゲーム
  4. 他己紹介ゲーム
  5. 桃太郎村の地図

また、ゲームの特徴や期待できる効果についても併せて解説します。
オンライン研修のネタとして、ぜひ参考にしてみてください。

【第1位】NASAゲーム|プレゼン力・交渉力が身につく

多くの企業が研修に取り入れている代表的なゲームです。
紙とペンさえあればできるので、研修担当者にとっても取り入れやすいといったメリットもあります。
双方向性のあるコンテンツ例をお探しの方も参考になるでしょう。

ゲームの内容

ゲームの参加者には、月に不時着した宇宙飛行士という設定のもと、進めてもらいます。
手元には水や救命いかだ、星座表など15個のアイテムを保有。
320km離れた母船に戻るために、グループごとアイテムに優先順位をつけてもらうゲームです。

 

最初は個人で優先順位をつけ、その後、グループで話し合い優先順位を決めてもらいます。
なるべくグループ全員が納得した答えであることが求められます。

 

最後は、NASAが出している模範解答に1番近い個人、そしてグループが優勝です。

得られる効果

NASAゲームでは、自分の意見をプレゼンする力・交渉力を鍛えられます。
どのように説明すると相手を納得させられるのかを無意識に考えるので、会議や営業など、さまざまな場面で役立つでしょう。

【第2位】ヒーローインタビュー|コミュニケーションを取れる

面白いオンライン研修を計画したいなら、ヒーローインタビューは外せません。
主に、グループ内のコミュニケーション向上につながるので、新人研修におすすめです。

ゲームの内容

ヒーロー(1名)と記者役(1~4名)に分かれてもらい、ヒーローインタビューを行います。
最終的にヒーロー役が1番よいインタビューをしたと思う記者に対し、「独占取材」のオファーを出します。

 

役を変えて全員がヒーロー役を終えたとき、1番多く独占取材のオファーをもらった人が優勝です。

得られる効果

記者役は、ヒーローに対して、いかに気持ちよくインタビューできるかがポイントになります。
独占取材のオファーを獲得するためにはどうするとよいのか、普段の会話以上に慎重となるでしょう。
コミュニケーションを上手く図るためのコツを学べるので、接客や営業など、さまざまな場面で活用できます。

【第3位】野球のポジション当てゲーム|報連相を学べる

オンライン研修で使えるゲームのランキングでは、必ずと言ってもよいほど上位にランクインする人気のゲームです。
野球のことをよく知らない方も参加できる簡単なゲームなので、取り入れやすいでしょう。

ゲームの内容

各自に、ポジションを当てるのに必要な情報カードが渡されます。
カードの情報は口頭のみで伝え、グループ内で情報を整理します。
最終的には誰が、どのポジションなのかを特定するゲームです。

得られる効果

社会人として必須スキルともいえる「報連相」の基本を身につけられます。
さらに、ゲーム内で情報を共有するときは口頭のみです。
そのため、相手に正確な情報を伝える「説明能力」、幾つかの情報を整理する「情報処理能力」も鍛えられます。

【第4位】他己紹介ゲーム|コミュニケーションの基礎が学べる

少人数でできるゲームで、準備するものも特に必要ありません。
簡単に説明できるので、短時間のオンライン研修にも適しています。
また他己紹介ゲームは、オンライン研修をきっかけに話のネタにもなるので、社員同士のコミュニケーションアップにもつながるでしょう。

ゲームの内容

2人1組のペアを作ってもらい、自己紹介のように相手のことを紹介するゲームです。
お互いに相手のことをよく知らなければ、他己紹介はできません。
相手の好きなものや趣味、休日の過ごし方など、コミュニケーションを取りながら情報を共有します。

得られる効果

基本的には、コミュニケーションの基礎を学べます。
また他己紹介では、どんな情報を伝えればよいのか、インパクトを与える情報はないのかなども考えるでしょう。
情報を聞き出す力を養うこともできます。

【第5位】桃太郎村の地図|情報処理能力を養える

ゲームの流れは、野球のポジション当てゲームとほぼ同じです。
ただし、野球のポジション当てゲームよりも難易度は低くなっています。
野球というと男性のイメージが強いので、桃太郎村の地図は女性社員が多い研修の場におすすめです。

ゲームの内容

各自に与えられた情報を、グループ内で口頭のみで共有します。
情報を整理し、「尊重の家」がどこなのかを特定するゲームです。
全員が発言しなければ解決できないので、コミュニケーションを図りたい研修にも適しています。

得られる効果

情報をそのまま伝えるのではなく、ゲーム内では論理的に伝えなければいけません。
さらに、出された情報から答えを導くので、説明能力や情報処理能力を養えます。

 

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まとめ:オンライン研修は工夫次第で面白くなる!

新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、働き方は大きく変わりました。
リモートワークや出張の機会が減った今、オンライン研修をいかに上手く活用できるかが、企業にとって課題となるでしょう。
今回は、「オンライン研修はつまらない」という課題に着目し、オンライン研修に使えるゲームを紹介しました。
ゲームを取り入れることで、受講者の参加意識を高めたり、集中力を維持したりする効果が期待できます。
さらに、ゲーム1つ1つにも学べるものがあるので、研修内容に合わせて取り入れてみるとよいでしょう。
「オンライン研修はつまらない」から「面白い」に方向転換できれば、社員の育成そして企業発展へとつなげられるはずです。


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