科学的に正しい新卒社員の早期⽴ち上げ‧離職率改善につながる育成とは

効果的な学習方法や新卒社員がやりがいを持って学習し、仕事で成果を残す方法は、ハーバード大学の研究をはじめ、さまざまな科学的研究から明らかになっています。

「新入社員研修期間中に教えたことが身についていない」「例年のやり方を見直しする必要が出てきた」などの課題に対して、新入社員教育のあるべき理論と企業での実践事例をご紹介します。

 

〈解説者〉

▪️脳科学に基づいた学習方法を解説

 株式会社HYBRID THEORY代表取締役 丸山 裕之氏

▪️人材育成傾向・UMUの活用事例を解説

 ユームテクノロジージャパン株式会社 ラーニングコンサルタント 西尾 夏樹

 

この記事で学べること

・新入社員の離職率と教育の関係

・新入社員同士の関係性を構築する方法

・競争心をくすぐりながら、新入社員が学習する仕組み

・離職防止につながる新入社員と上司の関わり方

・新入社員に効果的に知識を定着させる方法

 

新入社員の離職率と教育には密接な関係

厚生労働省は、令和2年3月に卒業した新規学卒就職者の離職状況を取りまとめたものを好評しています。

就職後3年以内の離職率は、新規高卒就職者が 37.0%(前年度と比較して 1.1 ポイント上昇)、新規大学卒就職者が 32.3%(同 0.8 ポイント上昇)

(参考:https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000177553_00006.html

 

モチベーションや成果には自己決定の度合いが影響することを自己決定理論といい、動機づけのためには以下3つのポイントが重要です。

1.関係性: 人との繋がり

2.自律性:自ら決定し、取り組んでいる状態

3.有能感:自分はできるという感覚

 

オンボーディングや教育がおろそかでスキルが身に付かないと、自ら取り組む意欲がなくなり、自律性が失われます。できることがないので、有能感もなくなります。

オンボーディングの段階で自律性や有能感を身に付けられるかどうかが、その後の成果に影響します。また、これらが身に付いていないと、モチベーションや将来への不安から離職率が高まります。

さらに、自己決定理論では、上司に褒められる、同僚から感謝されるなど、横の繋がりも非常に重要だといわれています。

 

事例と効果検証 

UMUを活用している企業の新入社員教育の事例をご紹介するとともに、効果の根拠となる学習の科学についてご説明します。

 

入社式

 


入社式ではトップや人事担当者からの講話を新入社員が聞くスタイルが一般的でしたが、最近は新入社員とインタラクティブなやりとりを行う企業が増えています。某企業の入社式では、トップが話したあと、新入社員に「5年後・10年後にどうなっていたいか」をオンラインで記入してもらいました。

 

 

UMUを使うと、記入した内容やそこから抜き出したキーワードを入社式のなかで投影でき、ほかの新入社員が考えていることがわかります。

 ハーバード大学のショーン・エイカー教授は、研究によって「仲間とがんばるほうが個人でがんばるよりもよい成果を得られる」という結果を導き出しました。入社式から横の繋がりをつくることで、その後の学びやプロジェクトにまとまって進んでいくことができます。
インタラクティブな取り組みが、関係性の構築に繋がるのです。

 

レポート提出方法

 

これまで、アウトプットは文書でレポートを提出することが一般的でしたが、ChatGPTの出現によって、本人が書いたものかわからなくなっています。そこで、考える力を養うために、文書の代わりに動画を提出させる企業も出てきています。

 

 

UMUの機能では、提出した動画がAIで評価されます。動画でアウトプットすることは、コミットメントに繋がります。五感をできるだけ多く活用することは、記憶の定着に寄与するためです。書くだけよりも、書いたことを見ながら話すほうが、記憶に残りやすいのです。

 

 

また、提出後の適切なフィードバックも重要です。
文書を読むのと動画を見るのでは、後者が約22倍記憶に残りやすいといわれています。動画提出によって、上司はフィードバックしやすくなります。適切なフィードバックにより新入社員のエンゲージメントが高まり、能力向上や成果に繋がります。

 

学習方法

入社後、資格試験を受ける必要がある場合、これまでは学習者の根性に頼っていました。しかし、テクノロジーを活用すると効果的に学習を促すことができます。

人の記憶のプロセスとして…

 

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・学習方法

・新入社員同士の繋がり

・オンライン学習

・OJT

 

解説者プロフィール

株式会社HYBRID THEORY 代表取締役 丸山裕之

株式会社HYBRID THEORY
代表取締役 丸山 裕之

栃木県で公務員を経験し独立。ハーバード大学やスタンフォード大学などの論文や研究データ、脳科学・心理学の文献などを年間700冊読み込む。科学的に効果が実証された方法で社内研修や、組織構築を提供する株式会社HYBRID THEORYを設立。また、脳科学に基づいた学習方法を用いた学習塾を運営している。能力や才能に関わらず、誰でも結果の上がる「科学的に正しい方法」を伝えて、個人の人生の満足や会社の利益向上を目指している。

 

ユームテクノロジージャパン株式会社 ラーニングコンサルタント 西尾 夏樹

ユームテクノロジージャパン株式会社
ラーニングコンサルタント 西尾 夏樹

株式会社ワークスアプリケーションズ入社以降、大手企業向け新規営業/プロジェクトマネジメントを経験。新プロジェクトの立ち上げを経験後、HRベンチャーの事業部長として、MK-CSまでの戦略策定から実行、並びにTechCrunch 等のセミナー登壇等幅広く経験。2018年より、ユームテクノロジージャパン株式会社に参画し、ビジネスオーナーとして全体統括を行う。その他にも、株式会社All Personalの顧問を務め、Harvard Business Reviewにて北海道大学の松尾教授と対談を行う。


私達UMUは、企業様向けに研修のオンライン化やリモート学習の無料相談会を毎日実施しております。
また、常に最先端のテクノロジーと学習情報をアップデートしておりますので、お困りごとや、追加で必要な情報のご要望などございましたら、いつでもお気軽にご相談ください。

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