新入社員の受け入れを考える季節がまたやってきました。新入社員にはオンボーディングを通じて、会社の風土、ルール、立ち回りをスムーズに理解してもらい、いち早く「私たちの一員」になってもらう必要があります。
また、オンボーディングは今後数十年にわたるパフォーマンスを左右すると言われています。

本日は、新入社員の受け入れに欠かせない効果的なオンボーディングについて科学的な観点からご紹介します。

 

新入社員のエンゲージメントは入社後6ヶ月が勝負

 

ある研究によると、従業員の約10人中４人が、入社後6ヶ月の間にエンゲージメントを高めています。
つまり、エンゲージメントが最も高まるとされる入社後6ヶ月間にオンボーディングをうまくこなせるかどうかが、新入社員の今後の熱量やパフォーマンスが大きく左右するのです。

このような重要事項にもかかわらず、「効果的なオンボーディングをこなせている」と回答したマネージャーは10人中１人。世界的にみてもオンボーディングは難しいのです。

しかし、研究が進んだ現代においては、効果的なオンボーディングの方法がいくつか明らかにされており、効果的なオンボーディングと今後の高いパフォーマンスを叶えることができます。

 

効果的なオンボーディングを叶える方法

その効果的なオンボーディングを叶える方法の一つが「効果的な学習環境の提供」です。

事実、「職場で学び、成長する機会を得た従業員は、そうでない従業員と比べて『離職せずに今の会社でキャリアを過ごす確率』が２倍になる」ことが明らかになっています。

また、約10人中９人が「仕事の内容を変えた時に転職した」と回答しています。
つまり、例えば営業の職において十分なスキルなどが身に付かず、「営業に向いていない」と感じたとき、9割の社員は異動ではなく、離職するという選択を取るのです。

それほど、仕事のスキルを習得するということは、今後の会社生活における重要な要素であり、それを支援する「効果的な学習環境の提供」は必須となります。

 

「効果的な学習環境の提供」

オンボーディングを成功させ、今後長期にわたってパフォーマンスを高めるためにも、「効果的な学習環境」を構築して、新入社員を迎え入れてみてください。

今後とも、科学的根拠に基づいた情報をお伝えしていくので、どうぞご期待ください。

 

執筆者プロフィール

株式会社HYBRID THEORY　代表取締役　丸山裕之 氏

栃木県で公務員を経験し独立。ハーバード大学やスタンフォード大学などの論文や研究データ、脳科学・心理学の文献などを年間700冊読み込む。科学的に効果が実証された方法で社内研修や、組織構築を提供する株式会社HYBRID THEORYを設立。また、脳科学に基づいた学習方法を用いた学習塾を運営している。能力や才能に関わらず、誰でも結果の上がる「科学的に正しい方法」を伝えて、個人の人生の満足や会社の利益向上を目指している。

 

学習の科学を取り入れたプラットフォーム『UMU』

 

上記コラムに関連した「効果的な学習環境の提供」の要素を含み

学習・トレーニングができるプラットフォーム、それがUMUです。

UMUについてもっと詳しくご覧になりたい方はこちら。

 

・なぜUMUを活用すると成果につながるのか？
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【コラム】科学的に正しい学習方法

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