2020年UMUが発信するキーメッセージ「ワークフロー」
皆さま、あけましておめでとうございます★
UMUテクノロジージャパン、松田です。
2019年、UMUテクノロジーでは、「パフォーマンスラーニング」というキーワードを発信しました。
多くの企業で行われている研修や教育を、AIやテクノロジー、そして我々の強みである学習の科学という考え方をもとに、実際のデリバリーから効果を発揮する、パフォーマンスに変えるところまでを「テクノロジー」と「学習の科学」の両方の側面から支援するサービスを展開させていただきました。
そのパフォーマンスラーニングの中身となるのは、実際のコンテンツや集合研修を受けた後、どのように学習者が行動をとれば実際の研修内容やe-ラーニングで学んだことをパフォーマンスに変えられるかということです。
たとえば、集合研修を受けたり、e-ラーニングを学んだあとに、アウトプットの場を設定しりするということです。
私たちはそこに、AIコーチングという機能を持ち、学んだことを自分の言葉で表現できるようになるまで、AIやマネージャーさんが支援をし続ける、その結果、学んだことをパフォーマンスに変えられるような仕組みを提案させていただき、多くの企業での成功事例が出ています。
2020年のUMUテクノロジーのキーワード「ワークフロー」
さて、2020年のUMUテクノロジーが発信させていただくキーワードは「ワークフロー」です。
この「ワークフロー」という考え方を取り入れることで日々のコミュニケーションや学習がこれまでとは違ったものになるため、結果的に売り上げや利益に直結することをお約束します。
インターネットがない時代
時代は40年から50年前、インターネットが普及していない時代は、デスクを囲んで「紙」のやりとりで情報交換をしていました。また、拠点が離れた例えば東京と大阪では「電話」を使って「1対1」でコミュニケーションを図って情報共有をしておりました。
Emailの登場
続いてEmailが登場することで、これまでの「1対1」のコミュニケーションから「1対n」のコミュニケーションに変わり、一度に多くの情報を発信することができるようになりました。
また、「場所」の概念も変わり、別の場所にいる人々に一度に情報発信ができるようになり、また海外へも容易に情報発信ができるようになり、国内だけではなく、グローバルで簡単にやり取りをできるようになることで情報発信の効率性が非常に上がりました。
現在ではEmailを超えたコミュニケーションとして、LINE、Teams、Slack、Facebook Messenger、WeChatなど、さまざまなコミュニケーションツールが生まれ、皆様もご利用されていることと思います。
これらのツールは皆様の生産性を上げているでしょうか?
一方で、これらのツールを使うことによって、本当に生産性が上がっているでしょうか?
さらには、
会社の売り上げや利益、パフォーマンスは上がっているでしょうか?
ここで皆さんに一つ資料をご紹介させていただきます。
過去数十年に渡って、様々なITツールや生産性向上ツールが登場し、多くの企業で導入されてきているにも関わらず、特に日本人の生産性はあまり大きく上がっていない、もしくはほとんど変わっていないのが現状です。
それはなぜでしょうか。
ここで、私たちの学習の科学の考え方が非常にキーになってくると思っています。
なぜ、さまざまなコミュニケーション、コラボレーションツールが登場し、情報伝達の効率が上がったにも関わらず、人や組織のパフォーマンスの向上がここまで難しいのかということの証明です。
ここからはイメージをしながらお読みください。
イメージしていただきたいのは、タブレット端末の製品開発担当者が営業のみなさんに、新製品をたくさんの人々に販売していただくため、新製品発表の会議の場でプレゼンテーションを行う、というシーンです。
こちらをお読みのみなさんは、「その会社の営業担当」になったつもりで、製品開発担当者が新製品の発表のプレゼンテーションを受けていることを想像しながら、この先をお読みいだけたらと思います。
従来型のコミュニケーションの場合:
「このタブレットについて皆さんに説明いたします。
このタブレットの特徴は、業界で最も薄くて軽いというものです。
またどうしてもキーボード操作がしたいという方のために、背面にキーボードを用意しましたので、これをスライドすることでPCのような操作ができます。
今からみなさんに資料を配布しますので、こちらをご覧いただき後でデータでもチラシを添付いたします。こちらでお客様に情報を提供していただければと思います。
何かわからないことがあれば、私にご連絡をお願いいたします。では、よろしくお願いいたします。」
従来型コミュニケーションのポイント
1)資料で情報提供
2)なにかあれば、ご連絡ください
ワークフロー型のコミュニケーションの場合:
「このタブレットの特徴ですが、業界で最も薄くて軽い、という点です。
またどうしてもキーボード操作がしたいという方のために背面にキーボードを用意しまして、これをスライドすることでPCのような操作ができます。
早速ですが、私が皆さんにUMUを使って動画で課題を出します。
その課題のなかで、私が先ほどみなさんにお伝えしたような製品の特長を、みなさんの言葉で動画にとって、提出をお願いします。
また、クイズもご用意させていただいております。このクイズは今から添付メールをお送りしますが、この製品の特長についての内容が記載されております。その記事を読みながらクイズに答えていただくことで、私が説明しきれなかった部分もカバーできるようになっています。
私は製品開発担当として、皆さんのこのタブレットの販売を成功させる責任があります。
よって、今回の課題だけではなくて、毎週みなさんをフォローさせていただくようなクイズや動画を配信させていただきます。また、毎週金曜日には2時間の枠をZoom会議の部屋を開けておきますので、ご質問があれば、そのURLをクリックしてただき、私と直接コミュニケーションをしていただければと思います。
みなさんの営業パフォーマンスは私が責任をもって対応させていただきます。」
ワークフロー型コミュニケーションのポイント
1)その場で動画を使った課題の提供
2)クイズで説明を補足
3)継続的なフォロー
4)担当者が責任を持って営業マンをフォロー
情報伝達の効率性≠セールス結果
これまでのコミュニケーションによくある「メールに資料を添付しておいたから後で見ておいてくださいね」というコミュニケーションと、その次にUMUが発信する「ワークフロー型コミュニケーション」をご紹介させていただきました。
違いにお気づきでしょうか?
下記の絵をみていただくとお気づきかと思いますが、
今、世の中にはたくさんのコラボレーションツールやコミュニケーションツールが登場し、情報伝達の効率性の観点においては過去に類を見ないほど成長しています。
一方で、そのツールを使いこなす私たちはどんな仕事の仕方、どんなコミュニケーションの仕方をしているのでしょうか。
先ほどのタブレット端末の販売のケースでは、製品開発担当は営業マンにプレゼンテーションをしますが、その後のフォローがないため、セールス結果は祈るしかないのです。
2020年UMUの方向性
2020年にUMUテクノロジーが発信する「ワークフロー」という考え方を、業務の中や日常のコミュニケーション、また学習の中に取り入れることで、圧倒的にいままでのパフォーマンスの結果を引き上げることが可能です。
大切なことは、コラボレーションやコミュニケーションツールの機能やクオリティや、情報発信の効率性だけではなく、発信した“後“に何をするか、が重要です。
「学習の科学」の考え方の場合、”知らない”から “知っている”という状態に変えるには、情報コミュニケーション(=インフォメーション)の中で補えるかもしれません。
しかしながら、人の「パフォーマンス」や「結果」に結び付けたい場合、この後のプロセスが非常に重要です。
「知っている」を「できる」に変えるということです。
ここからは、ぜひ、みなさんも一緒に考えていただきたいと思います。
業務でのコミュニケーションや、日常でのコミュニケーションの中で、あなたが人に影響を与えたいと思ったとき、あなたはどんなコミュニケーションをとっていますか?
「eメールで資料を添付したので見ておいてください」や、「説明を読んで確認していてください」といったコミュニケーションをされているようでしたら、ぜひ私たちが発信している「ワークフロー」の考え方を取り入れてみてください。
最後に
2020年、UMUテクノロジーは、この「ワークフロー」という考え方を使って、皆さんの組織の学びやお仕事、そして「結果が企業のパフォーマンスにつながる支援」をいたします。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
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