〈ATD23-ICE〉UMUのAIを利用した効果的な学習プログラムのデザインとデリバリー
オンライン学習プラットフォーム「UMU(ユーム)」を提供する、ユームテクノロジージャパン株式会社は、世界最高峰の人材育成の国際カンファレンス「ATD International Conference & Exposition」において、プラチナスポンサーとして協賛しました。
2023年は、5月21日〜5月24日の間、アメリカ・サンディエゴSan Diego Convention Centerにて、4日間にわたって行なわれました。
本記事では、「UMUのAIを利用した効果的な学習プログラムのデザインとデリバリー」というテーマで講演が行われたUMUの登壇セッションについてご紹介します。
Using UMU AI To Design & Deliver Effective Learning Program
登壇者名:Nicolas Berthiaume
アジェンダ
①効果的な学習プログラムの定義
②効果的な学習プログラムのための、学習の科学の原理
③UMUのAI活用機能と活用事例
重要ポイント
①企業の視点から見て「効果的な学習プログラム」とは、行動を変化させ、収益を上げ、より良いビジネスの結果を生み出すことで、そのためには学習の科学が必要である。
②効果的な学習のための学習の科学の3つの原理は、「二重処理」「容量制限」「アクティブプロセッシング」で、これらはUMU設立当初から機能に組み込まれている。
③UMUの最新テクノロジーであるAIビデオ・AI Chatbot・uShow AI等で多くの企業が学習の高い成果を上げている。
企業の視点から見て「効果的な学習プログラム」とは、行動を変化させ、収益を上げ、より良いビジネスの結果を生み出すことです。そのためには、学習の科学が必要です。
その「効果的な学習プログラム」を提供するためのUMUの答えが、AIです。AIには分析的AIとジェネレーティブAIがあり、企業は各産業に特化したAIを使って課題を解決する必要があります。
企業内学習と、人材開発の世界でAIを導入する際の課題について深く考察するために、ATDと共にリサーチレポートをまとめましたのでぜひご覧ください。そのレポートの中でもご紹介しているように、そして皆様ご存知のように、多くの企業ではAIに対する理解が不足しています。AIとは何か?どのように機能するのか?自社にどのような影響を与えるのか?他の企業はどのように使っているのか?など、多くの疑問があります。UMUのAIのご紹介を通して、その疑問を解決していければと思います。
効果的な学習のための学習の科学の原理を3つご紹介します。
1つ目は「二重処理」です。人は、視覚的・画像的なものと聴覚的・言語的なものを別々のチャネルで処理します。学習コースが効果的であるためには、この2つのチャネルに働きかける必要があります。
2つ目は、「容量制限」です。 人は一度に各チャネルで数個の情報しかアクティブに処理できません。数年前のマイクロラーニングの流行はここから来ています。これは現在でも変わりません。
3つ目は、「アクティブ・プロセッシング」です。 新しい情報をすでに知っている情報と統合するような、学習時の適切な認知処理を行うことです。学習者は、仲間や他の専門家とインタラクティブに学習できることが理想的です。
これらの学習の科学の原則は、UMU設立当初から機能に組み込まれているものです。例えば、スライドに音声を吹き込む「音声スライド」は、そのことを表す画期的な機能です。
さらに、その録音の手間がなくなったらより効率的ではないかと考えました。そこでUMUが開発したのが、「UMU AIビデオ」です。AIビデオは、テキストを入力するだけで、AIが自動的に美しいマイクロラーニング動画コースを瞬時に生成してくれる、とてもシンプルなものです。自分のスライドを使うこともできますし、その音声コンテンツをウェブ上で直接編集することも可能です。これこそ、ジェネレーティブAIの力です。また、AIビデオは多言語で使用することができ、いくつかの言語を混在させることも可能です。
“Knowledge without practice is useless.”(実践なき知識は役に立たない)という言葉があります。繰り返し練習することは、トレーニングを効果的なものにするために非常に重要で、そのためには即時フィードバックが不可欠です。しかし、即時フィードバックを行うリソースが社内に不足していることが多かったのです。これをUMUはAIで解決しました。
例えばUMUの「試験」機能は、簡単に作ることができ、即時フィードバックが可能です。
さらに、実践的な練習の即時フィードバックを、AIを使ったコーチングで解決しました。AIをシミュレーションやプレゼンテーションのコーチングに活用するのです。このようなAIを活用した練習ツールがあれば、いつでも、どこでも、何度でもピッチのロールプレイをすることができます。UMU AIは、流暢な話し方や音量などの言語的なものから、ボディランゲージやアイコンタクトなどの非言語的なものまで、複数の項目で正確かつ即時にスコアを提供します。
自然言語理解、自然言語処理、ナレッジグラフなどの技術により、UMU AIは受講者の発言を理解し、より高度な営業指導を行うこともできます。ピッチの構成が論理的かどうか、効果的なFAB分析が行われているかどうかを知ることができます。オープニングやクロージングの改善点を教えてくれます。
そしてUMU ChatbotとそのマルチモーダルAIを使えば、ユーザーは実際の複雑で人間的なシナリオを、仕事で起こりうるのと同じように扱う練習ができます。
UMUが開発したAI分析エンジンを使った、営業担当者のプレゼンテーションスキル向上のための機能「uShow AI」を使った企業事例としては、世界有数のヘルスケア企業があります。同社はuShowを使ってMRをより良く、速く、大規模にトレーニングする「アジャイル学習プログラム」を実施し、従業員の行動と顧客エンゲージメントにポジティブな変化があった上に、従来の研修と比べて52%のコスト削減を実現しました。
もう一つの事例としては、大手医療機器メーカーがあります。同社では3ヶ月間、200人以上の人にuShowを使用したところ、パフォーマンスの向上は、練習の回数と強い正の相関があることがわかりました。
UMUはこれからも、たくさんのユーザー企業・パートナー企業とともに人材育成の成功に向けて伴走し続けていきます。
また、ATDに関連する情報やグローバル最先端の学習をいち早く、UMUは発信しております。以下の情報も合わせてご参考にしてください。
来年、2024年度のATD-ICEに関することも随時アップデートして参ります。
▼ATDに関するコラム記事
https://umujapan.co.jp/column_category/atd/
▼ATD23-ICE登壇者へのセミナー内容サマリーインタビュー動画一覧
https://umujapan.co.jp/column/atd23-ice-session-summary/
▼セミナー情報
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