全社方針として打ち出された「AI活用」。TOAはいかにして全社800名の「AI基礎体力」をUMUで築いたか。
業務用音響機器や防犯防災関連機器など、社会インフラとしての「音」を支えるTOA株式会社。堅実な事業を展開する同社にも、近年「AI活用」の波が訪れました。
全社方針として打ち出された「AI活用」、全社員のAI基礎理解を目指し、人事部門がUMUと共に挑んだのは、約800名という大規模なAIリテラシー教育プロジェクトです。わずか2カ月間で全社導入をいかにして実現したのか。本プロジェクトをけん引された人事部門の青木さんに、その背景と成果を伺いました。
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会社概要
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社名:TOA株式会社
事業内容:スピーカー、アナウンスシステム、防犯防災関連機器の製造・販売
従業員数:約3,000名(連結)、約800名(単体)
ホームページ:https://www.toa.co.jp/
Background | 「AIの基礎を全員が理解する」800名規模のミッション
―全社で「AI活用」を推進していこうという意思決定がされた中で、人事部門としてはどう受け止められたのでしょうか。
青木さん:全社での「AI活用」という課題を前に、正直なところ「何から手を付けるべきか」という戸惑いがありました。世の中の流れや技術の進歩にも伴い、AI活用は避けては通れない課題であることは理解していましたが、具体的にどのようなステップを踏めばよいのか、手探り状態からのスタートだったのです。
―具体的な業務活用の前に、「全社員の基礎理解」という目標を掲げられました。なぜ800名全員を対象とした基礎教育から始める必要があったのでしょうか。
青木さん:対象となる全社員約800名の中には、開発部門のように既にAIを専門的に扱っている社員もいれば、業務で全く触れたことがない社員もいます。
この「知識レベルのばらつき」がある中で、いきなり業務への応用を求めても現場は混乱します。まずは全員の足並みをそろえ、共通言語を持つことが不可欠だと考えました。
―AI教育の必要性は感じつつも、一方的な押し付けでは現場の反発を招く恐れもあります。800名全員が自分事としてAIに向き合えるような「仕掛け」が必要だったのですね。
Solution | 「アセスメント+学習+動機付け」UMUのフルパッケージ
―数あるツールの中から、全社展開のパートナーとしてUMUを選定された経緯についてお聞かせください。
青木さん:導入のきっかけは情報システム部での先行トライアルです。事前に特定部門でUMUをミニマルに導入し、その効果を検証しました。その結果、学習のしやすさや管理機能の利便性が高く、全社展開のパートナーとしてUMUを選定しました。
―今回は単なる動画視聴だけでなく、「アセスメント」や「ワークショップ」も組み合わせたフルパッケージを採用されています。それぞれの意図について教えてください。
青木さん:はい、今回は実践型AIリテラシー学習プログラム「AILIT」(eラーニング)、アセスメント(理解度確認)、そしてワークショップを組み合わせました。
アセスメントは受講前後に実施し、知識の定着を数値で可視化するために導入しています。eラーニングでは、3時間23分の動画講義に加え、実際に手を動かす演習(ハンズオン)を用意しました。
―特に注力されたのが、eラーニング受講前の「動機付け」だと伺いました。具体的にどのような工夫をされたのでしょうか。
青木さん:いきなり学習を促すのではなく、基礎的なワークショップを全3回実施しました。「なぜ今、AIを学ぶ必要があるのか」を対面およびオンラインで丁寧に伝えることで、社員の心理的なハードルを下げ、主体的な学習を促す土壌を作りました。
Result | アセスメント結果の改善と「AIへの関心」の向上
―受講前後のアセスメント結果には、どのような変化が見られたのでしょうか。
青木さん:最大の成果は、受講前後のアセスメント結果の改善です。「AIとは何か」という定義から、リスク、そしてプロンプト(指示出し)の重要性まで。アセスメントの数値が向上した事実は、全社員の知識が確実に底上げされたことの証明といえるでしょう。
―数値だけでなく、社員のマインド面にも変化はありましたか。
青木さん:「AIは難しい」と感じていた層から、「AIへの興味度合いが向上した」という手応えが得られました。「意外と便利だ」「業務に使えそうだ」といった声が現場から上がり始め、AIを「自分事」として捉える社員が増加したのです。
―わずか2カ月で800名の「AI基礎体力」を構築することに成功されました。これは、今後具体的な業務活用を進めるための強固な土台となりますね。
Prospects | 「基礎」の次へ。TOAが目指すAI活用の未来
―今回のプロジェクトで「基礎理解」という第一フェーズを完了されました。次はどのような展開を考えていらっしゃいますか。
青木さん:次は、この基礎力をいかに「業務応用」へとつなげていくかがテーマです。本プロジェクトと並行して、業務活用の実践の場として生成AIツール「Copilot」を全社導入しました。既に社内では、各部門での具体的な活用方法の議論が始まっています。
―今後、UMUに対してどのような支援や機能を期待されていますか。
青木さん:「UMUのハンズオン(演習)機能によって、知識だけでなく実践的なスキルが身についた」と感じています。今後もAI活用学習プラットフォーム「UMU」を活用し、AI時代に即した人材育成を加速させていく方針です。
TOA株式会社様が全社800名という規模で実施したAIリテラシー教育。その成功を支えた「アセスメントの活用法」や「学習意欲を高めるワークショップの設計」について、プロジェクトの全貌をまとめた詳細資料(ホワイトペーパー)をご用意しました。
「全社的なAI教育を何から始めるべきか」とお悩みの方は、ぜひダウンロードしてご覧ください。
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学びが変わる。組織が変わる。
生成AI時代に成果を生む、
UMUのAIラーニング戦略と事例を公開
UMU(ユーム)は、2014年にシリコンバレーで誕生し、現在では世界203の国と地域で100万社以上、日本では28,000社以上に導入されているグローバルAIソリューションカンパニーです。AIを活用したオンライン学習プラットフォーム「UMU」を核に、学術的な根拠に基づいた実践型AIリテラシー学習プログラム「UMU AILIT(エーアイリット)」、プロンプト不要であらゆる業務を効率化する「UMU AI Tools」などの提供により、AI時代の企業や組織における学習文化の醸成とパフォーマンス向上を支援しています。従業員が自律的に学び、AIリテラシーを習得・活用することで業務を効率化し、より創造的で戦略的な仕事に集中できる時間や機会を創出。これにより、企業の人的資本の最大活用と加速度的な成長に貢献します。