人事担当者の約9割が、オンラインOJTは、対面の時よりも「新入社員の立ち上がりの遅れ」を実感
〜研修担当人事対象、「人事担当者のオンラインOJT」に関する意識調査を実施~
オンライン学習プラットフォーム「UMU(ユーム)」を展開しているユームテクノロジージャパン株式会社は、新入社員に対してオンラインでOJTを実施している、研修担当の人事111名に対し、「人事担当者のオンラインOJT」に関する意識調査を実施いたしましたので、お知らせいたします。
サマリー
調査概要
調査概要:「人事担当者のオンラインOJT」に関する意識調査
調査方法:インターネット調査
調査期間:2021年10月01日〜同年10月02日
有効回答:新入社員に対してオンラインでOJTを実施している、研修担当の人事111名
新入社員のOJT、95.5%が「対面の時よりも難しくなった」と回答
「Q1.あなたは、新入社員のOJT(On the Job Training)がオンラインになったことで、対面の時よりも難しくなったと感じていますか。」(n=111)と質問したところ、「非常にそう感じる」が44.1%、「ややそう感じる」が51.4%という回答となりました。
・非常にそう感じる:44.1%
・ややそう感じる:51.4%
・あまりそう感じない:3.6%
・全くそう感じない:0.0%
・わからない:0.9%
難しいと感じる理由、「対面時より研修効果が出づらい」が67.9%
「Q2.Q1で「非常にそう感じる」「ややそう感じる」と回答した方にお聞きします。そのように感じる理由を教えてください。(複数回答)」(n=106)と質問したところ、「対面時より研修効果が出づらい」が67.9%、「オンラインだと現場感が伝えづらい」が45.3%、「学習者である新入社員が受動的になりがち」が44.3%という回答となりました。
・対面時より研修効果が出づらい:67.9%
・オンラインだと現場感が伝えづらい:45.3%
・学習者である新入社員が受動的になりがち:44.3%
・実践の場を設けるのが難しい:41.5%
・研修がパフォーマンスに繋がっていない:39.6%
・オンラインでのOJT設計が難しい:23.6%
・その他:1.9%
・わからない:0.9%
「意思疎通が困難」、「どれくらい理解しているかわからない」などの声も
「Q3.Q1で「非常にそう感じる」「ややそう感じる」と回答した方にお聞きします。Q2で回答した以外に、理由があれば教えてください。(自由回答)」(n=106)と質問したところ、「意思疎通が困難」、「どれくらい理解しているかわからない」など、63の回答が得られました。
<自由回答・一部抜粋>
・57歳:表現の難しさ。
・35歳:意思疎通が困難。
・57歳:研修が一方的になりがち。
・26歳:実技を伝えるのが難しい。
・42歳:どれくらい理解しているのかが分からない。
・57歳:対面ならすぐに答えられるちょっとした疑問を、オンラインでは声をあげてもらえない。
・56歳:一方通行になりがちで 本当の反応の半分くらいしか見えてないような気がして 進めるのに時間がかかる。
約9割が、対面研修と比較して「新入社員の立ち上がりの遅れ」を実感
「Q4.あなたは、新入社員のOJT(On the Job Training)がオンラインになったことで、対面で実施していた時と比較して「新入社員の立ち上がりの遅れ」を感じていますか。」(n=111)と質問したところ、「非常にそう感じる」が31.5%、「ややそう感じる」が56.8%という回答となりました。
・非常にそう感じる:31.5%
・ややそう感じる:56.8%
・あまりそう感じない:10.8%
・全くそう感じない:0.0%
・わからない/対面で実施したことがない:0.9%
67.3%が「学びの量が減っていること」を理由にオンラインOJTによる立ち上がりの遅れを実感
「Q5.Q4で「非常にそう感じる」「ややそう感じる」と回答した方にお聞きします。そのように感じる理由を教えてください。(複数回答)」(n=98)と質問したところ、「新入社員の学びの量が減っているから」が67.3%、「新入社員がOJT時に受動的になっているから」が46.9%、「OJTで学んだことを新入社員が実践できていないから」が41.8%という回答となりました。
・新入社員の学びの量が減っているから:67.3%
・新入社員がOJT時に受動的になっているから:46.9%
・OJTで学んだことを新入社員が実践できていないから:41.8%
・一人ひとりの学習・成長管理ができていないから:27.6%
・その他:1.0%
・わからない:0.0%
「同期内での学びや連携が発生しづらい」、「技術が伝わらない」などの声も
「Q6.Q4で「非常にそう感じる」「ややそう感じる」と回答した方にお聞きします。Q5で回答した以外に、理由があれば教えてください。(自由回答)」(n=98)と質問したところ、「同期内での学びや連帯が発生しづらい。」や「技術が伝わらない。」などの57の回答が得られました。
<自由回答・一部抜粋>
・57歳:コミュニケーション能力。
・38歳:効率。
・35歳:コロナの影響。
・26歳:技術が伝わらない。
・50歳:遅い。
・42歳:新入社員が意欲的ではないと思う。
・57歳:同期のつながりが薄くなり、同期内での学びや連帯が発生しづらい。
まとめ
本調査では、新入社員に対してオンラインでOJTを実施している、研修担当の人事111名に対し、「人事担当者のオンラインOJT」に関する意識調査を実施しました。
新入社員のOJT(On the Job Training)がオンラインになったことで、95.5%の人事担当者が「対面の時よりも難しくなった」と感じていることが明らかに。その理由として、「対面時より研修効果が出づらい」(67.9%)や、「オンラインだと現場感が伝えづらい」(45.3%)などが挙げられました。その他にも「意思疎通が困難」、「どれくらい理解しているかわからない」など、オンラインの課題が多く挙がりました。
次に、88.3%の人事担当者が、OJTを対面で実施していた時と比較して「新入社員の立ち上がりの遅れ」を「実感している」ことが判明しました。立ち上がり遅れの原因としては、「新入社員の学びの量が減っているから」が67.3%、「新入社員がOJT時に受動的になっているから」が46.9%、「OJTで学んだことを新入社員が実践できていないから」が41.8%という結果になりました。
多くの場合、OJTは一方的な詰め込み型の講義となってしまい、研修後の新入社員においては、ただ”知っている状態”がほどんどです。オンラインによるOJTとなれば、より一層研修者を主体的にさせる研修内容を構築することには困難を極め、研修後に「できる」ようになるまでの道のりは遠いでしょう。研修の効果を実際の業務パフォーマンスに最短距離で結び付けるためには、研修者のパフォーマンス向上にフォーカスした研修設計が必要です。
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