【科学的に証明された「やり抜く力」】成功する人が持つ習慣とは?

【科学的に証明された「やり抜く力」】成功する人が持つ習慣とは?

成功する人とそうでない人の違いは何でしょうか?高いIQや天性の才能、環境の違いなどが影響することは確かですが、それ以上に重要なのが「やり抜く力(GRIT)」です。

ペンシルベニア大学の心理学者アンジェラ・ダックワース博士の研究では、成功を左右する最大の要因は「やり抜く力」であり、これはIQやスキルよりも大きな影響を与えることが分かっています。

本記事では、科学的に証明された「やり抜く力」とその鍛え方について解説します。

 

「やり抜く力(GRIT)」とは?

【科学的に証明された「やり抜く力」】成功する人が持つ習慣とは?

 

やり抜く力とは、目標に向かって「長期的に粘り強く努力し続ける力」を指します。これは単なる意志の強さではなく、困難があっても諦めずに努力を続けることができる能力です。

ダックワース博士の研究によると、やり抜く力が強い人は、あらゆる分野で長期的な成功を収める可能性が高いことが実証されています。

実際、彼女の研究では、米国陸軍士官学校の訓練生や企業のトップセールスパーソン、スポーツ選手など、さまざまな分野で活躍する人々の共通点として「やり抜く力」が強いことが判明しています。

科学的に証明された「やり抜く力」の影響

 

①やり抜く力はIQよりも成功に影響する

ダックワース博士の研究では、やり抜く力のスコアが高い人ほど、高い学業成績やビジネスでの成功を収めることが分かっています。驚くべきことに、IQが高くても「やり抜く力」が低い人は、大きな成果を残しにくいという結果が示されています。

 

②脳の神経可塑性が「やり抜く力」を鍛える

最新の脳科学では、「脳は経験によって変化する」ことが分かっています。つまり、やり抜く力は生まれつきの才能ではなく、後天的に鍛えることができるスキルなのです。特に、挑戦を続けることで脳内の神経回路が強化され、逆境に強い思考パターンが形成されることが研究で証明されています。

 

③「失敗を乗り越える経験」がやり抜く力を強化する

スタンフォード大学のキャロル・ドゥエック教授による「マインドセット」によると、成長する人は「失敗を学習の機会と捉える」傾向があります。つまり、失敗しても諦めずに努力し続けることが、最終的に成長を引き寄せるのです。

「やり抜く力」を鍛えるための実践方法

 

①目標を「小さく分割」して達成し続ける

やり抜く力を鍛えるには、最終目標を達成可能な小さなステップに分け、それを一つずつクリアしていくことが重要です。これにより、達成感が生まれ、モチベーションが維持しやすくなります。

  • 悪い例:「英語を流暢に話せるようになる」

  • 良い例:「毎日10分間英語を話す練習をする」

 ②「努力の習慣化」を取り入れる

フロリダ州立大学のロイ・バウマイスター博士の研究では、「意志の力に頼るよりも、習慣化した方が継続しやすい」ことが分かっています。習慣として組み込むことで、努力を自然な行動として定着させることができます。

  • 決まった時間に学習を行う

  • 進捗を可視化して、成長を実感する

  • 小さな成功を積み重ねて自信をつける

 ③逆境を「成長のチャンス」と捉えるマインドセットを持つ

困難な状況に直面した際に、「これは自分が成長する機会だ」と考えることが重要です。ポジティブなマインドセットを持つことで、逆境に対する耐性が高まり粘り強く努力を続けることができるようになります。

  • 「できない」ではなく「まだできない」と考える

  • 失敗したら「何が学べたか?」を振り返る

  • 努力のプロセスを楽しむ

 ④成功体験をしっかりと実感する

やり抜く力を育てるためには、成功体験をしっかりと実感し、積み重ねる必要があります。

しかし、成功体験は自分でしっかりと認識したり、他者から確認させてもらわないと実感しづらいという性質を秘めています。成功体験はしっかりと確認して実感するようにしましょう。

  • 「こんなのできても仕方ない」でなく「しっかり成長した」と考える

  • たとえ小さな成功体験でも、しっかりと認める。

  • 小さな成功体験を得たら、自分を褒めたり、ご褒美を用意する。

UMUを活用して「やり抜く力」を伸ばす

やり抜く力を育てるためには、適切な環境と学習方法が不可欠です。UMUのプラットフォームでは、以下のような機能を活用することで、「やり抜く力」を自然と鍛えることができます。

  • マイクロラーニング:学習をマイクロラーニング化することで、目標を小さく分割し、短い時間で達成感を得られる機会が増えるため、より多くの成功体験を積み重ねることができます。

  • ディスカッション機能/フィードバック機能:他者との交流やフィードバックを通じて、自身の成長を実感しやすくなります。成功体験を客観的に認識することで、学習への意欲が高まりやり抜く力を育てることにつながります。

  • 学習設計:計画的に設計された学習プログラムにより、意思の力に頼ることなく自然に学習を続けることが可能になります。それにより、いつの間にか学習が習慣化され、やり抜く力も育っていきます。

このように、UMUのプラットフォームは、IQよりも重要な「やり抜く力(GRID)」を自然に育てることができます。

まとめ

やり抜く力(GRIT)は、成功を左右する重要な要素であり、IQや才能よりも長期的な成果に大きな影響を与えます。特に、目標を小さく分割し、達成を積み重ねることや、努力を習慣化することが、継続する力を育む鍵となります。

また、逆境や困難を「成長のチャンス」と捉え、前向きなマインドセットを持つことも、やり抜く力を強化するために欠かせません。

成功のためには、一瞬の才能ではなく、粘り強く努力を続けることが何よりも重要です。今こそ、自分自身の成長を加速させるために、UMUのプラットフォームを活用して、自然にやり抜く力を鍛えてみてはいかがでしょうか。

 

【執筆者】株式会社HYBRID THEORY 代表取締役 丸山裕之 氏
栃木県で公務員を経験し独立。ハーバード大学やスタンフォード大学などの論文や研究データ、脳科学・心理学の文献などを年間700冊読み込む。科学的に効果が実証された方法で社内研修や、組織構築を提供する株式会社HYBRID THEORYを設立。また、脳科学に基づいた学習方法を用いた学習塾を運営している。能力や才能に関わらず、誰でも結果の上がる「科学的に正しい方法」を伝えて、個人の人生の満足や会社の利益向上を目指している。

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