科学的根拠に基づいて従業員の自律的学習を実現する方法
企業にとって、従業員のスキルアップは競争力を維持するために重要な要素です。そのため、従業員自身が自律的に学習を進めることが求められています。
しかし、どのようにして従業員が自主的に学び続ける環境を整えることができるのでしょうか?本記事では、自己決定理論を用いて、従業員の自律的学習を促進する方法を紹介します。
自己決定理論と自律的学習
ハーバード大学のエドワード・デシ教授が提唱するモチベーションの理論である自己決定理論によれば、人間は「自律性」「有能感」「関係性」の3つの基本的欲求を満たすことで、内発的な動機付けが高まるとされています。
この理論に基づき、従業員が自律的に学習するためには、これら3つの要素を職場環境に取り入れることが鍵となります。
自律性の確保
自己決定理論によると、従業員は自分自身で目標を設定したり、自己選択の学習課題、柔軟な学習時間、多様な学習リソースへのアクセスなど、自分自身で自ら学習できる環境があると学習意欲が向上します。
有能感の向上
自分が有能であると感じられることも、学習意欲を高める重要な要素です。スタンフォード大学のキャロル・ドゥエック博士の研究によれば、従業員が自分の成長を実感できるようなフィードバックを受けると、学習に対する前向きな姿勢が形成されやすくなります。
つまり、上司からのフィードバックや、自分の実績や成長を確認できる環境が、自立学習を促進するのです。
関係性の構築
同僚や上司との良好な関係性も、自律的学習を支える要因です。イリノイ大学の研究では、職場でのサポートが強いと感じる従業員は、自律的に学習する傾向が高いことが確認されています。
つまり、上司や同僚と繋がり、インタラクティブなやり取りができることが、従業員のモチベーションを高め、自律学習を叶えるのです。
従業員の自律的学習を促進するためには、自己決定理論に基づく環境づくりが不可欠です。
自律性、有能感、関係性の3つの要素を満たすための具体的な方法を導入することで、従業員は自主的に学び続けることができるようになります。これにより、企業全体の競争力が向上し、持続的な成長が可能となります。従業員の学習を支援する環境を整え、彼らが自律的に成長できるようサポートすることが、企業の未来を明るくする鍵となるでしょう。
【執筆者】株式会社HYBRID THEORY 代表取締役 丸山裕之 氏
栃木県で公務員を経験し独立。
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