【最先端の研究から紐解く】エンゲージメントを高める方法

【最先端の研究から紐解く】エンゲージメントを高める方法

企業が直面する最大の課題の一つは、従業員のエンゲージメントの低さです。エンゲージメントが高い職場は生産性が高く、離職率が低いとされる傾向にあります。では、どのようにしてエンゲージメントを向上させることができるのでしょうか?

 

エンゲージメントの核心は『影響力の確認』にあり

【最先端の研究から紐解く】エンゲージメントを高める方法

 

エンゲージメントの要因は多々ありますが、その中の大部分を占めるのが、従業員が「自分は会社やお客様の役に立っている」と感じられているかどうかです。

これが『自分が影響力を確認できる状態』であり、これは、上司のマネジメントや職場の環境で作られる場合が非常に大きいことがわかっています。

【質問です】どちらのラーメン屋の店長がより美味しいラーメンを作り、技術を磨くと思いますか?

(給料、勤務時間、仕事内容、福利厚生は全く同じものとします。)

・ラーメン屋Aの店長:ラーメンを作って出す。作って出すの繰り返し。

・ラーメン屋Bの店長:ラーメンを作って出すとお客様から「おいしかったよ。」「また来るね。」と声をかけられ、

 スタッフからは「店長の作るラーメンは早いから助かります。」と声をかけてもらえる。

当然、ラーメン屋Bの店長の方が、より美味しいラーメンを作ろうと、もっと頑張ろうと、モチベーション高く、やりがいを持って仕事をしますよね。

この状態こそが、自分の仕事が周りの人に良い影響を及ぼしていることを確認できている、エンゲージメントが高い状態です。

重要なのは、影響力自体ではなく、その影響力を認識できているか

ラーメン屋Aの店長も、しっかりと影響力は発揮しています。自分の見えない壁の向こうで、お客様はおいしいと満足していますし、スタッフも店長の仕事ぶりに感心しています。しかし、店長にはそれが見えていないのです。

このことから、エンゲージメントとは、影響力を発揮できているかどうかではなく、それを本人が確認できているかどうかが重要になります。

つまり、上司や、周りの仲間が、積極的に従業員の仕事や成果を認めたり、褒めたりして、影響力を確認させてあげられるような環境構築が重要なのです。

テクノロジーが叶えるエンゲージメント

しかし、実際に影響力を確認させるのは難しいです。そんな時間もなければ、きっかけもない、環境もない、方法もわからない。簡単そうで、かなりハードルの高いことでした。

しかし、現在はテクノロジーの発展により、それらの問題が簡単に解決できる時代です。

例えば、プラットフォームをつかい、以下のようにインタラクティブにディスカッションしたり、フィードバックを提供することができればどうでしょう。

・自分の発言に、みんなが「いいね」してくれる

・自分の仕事に、上司がフィードバックを飛ばしてくれる

・自分の発言に、仲間が同調してくれる

嬉しいですよね。まさに、エンゲージメントが向上している状態です。

このように、必要と知りながらも、非常にハードルが高くてできなかった影響力の確認も、テクノロジーを使うことで簡単に解決することができるのです。

 

エンゲージメントは重要だと理解しつつも、ハードルの高さと、目の前の売り上げを天秤にかけた時、どうしても後手回ってしまいがちです。

しかし、エンゲージメントが向上することによって、収益性は23%高まり、離職率は48%軽減、生き生きとしている社員は66%も増加するということがエンゲージメントの研究で明らかになっています。

エンゲージメントは、高めるのが難しいですが、叶えは計り知れない恩恵をもたらしてくれます。

そして、今は、テクノロジーを活用することで、より着実に、そして簡単にエンゲージメントを高めることができます。

ぜひこの機会に、最新のテクノロジーを利用して、企業のエンゲージメント向上に役立ててみてください。

 

【執筆者】株式会社HYBRID THEORY 代表取締役 丸山裕之 氏
栃木県で公務員を経験し独立。ハーバード大学やスタンフォード大学などの論文や研究データ、脳科学・心理学の文献などを年間700冊読み込む。科学的に効果が実証された方法で社内研修や、組織構築を提供する株式会社HYBRID THEORYを設立。また、脳科学に基づいた学習方法を用いた学習塾を運営している。能力や才能に関わらず、誰でも結果の上がる「科学的に正しい方法」を伝えて、個人の人生の満足や会社の利益向上を目指している。

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