現代のビジネス環境では、新入社員の適応と成長は企業の将来に直結する重要な課題です。
そこで、新入社員研修で注意しないといけないのは、ただの練習不足による技術不足から生じた失敗を、本人が「才能がない」「この会社に向いてない」と勘違いし、モチベーションやエンゲージメントの低下を招き、長期的に成長を妨げてしまうことです。
新入社員がこれから続く会社員生活を自信あふれるものにするためにも、技術がしっかりと身に付く効果的な新入社員研修が必要です。

 

効果的な新入社員研修

前提条件：練習の重要性の理解

新入社員育成の前に、実は大切な前提条件があります。
それは、「人の成長は才能やセンスでなく、正しい練習によって身に付く」ということを本人が理解しておくことです。
これは、単なる気合いや根性論に基づくものではなく、スタンフォード大学の研究で明らかになったもので「素晴らしい先生に教えられたチーム」と、「この事実を理解して勉強したチーム」では、後者のチームの方が、成績が向上しました。

そもそも練習ができていない

研修の効果が出ない大きな理由の一つに、そもそも本人が練習量をこなせていないという原因があります。
知識やスキルの７割は練習で形成されます。一般的な新入社員研修では、「ノウハウ」の学習はしっかり実施しても、実際の練習（アウトプット）については本人任せのところが多いです。
人間の性質上、本人任せでは実行が難しいことが多いです。

練習プログラムの設計で解決

練習をこなしてもらうためには、本人任せにせず、練習プログラムを設計することです。

人は、「この時間になったらこの練習をする」「この練習がおわったら、次の練習をする」というようにプログラム化された練習カリキュラムだと、通常よりも約３倍も行動できることが研究で明らかになっています。

 

企業の将来を左右する新入社員の育成

新入社員の効果的な育成は、企業の将来を左右します。しかし、ただノウハウを教えるだけの新入社員研修は効果しっかり現れません。
その結果、新入社員は出鼻をくじかれ、自信を失ってしまう場合があります。
そうならないためにも、しっかりと練習をこなせるようにプログラムを組むところまでデザインして、新入社員研修で長期的で大きな成果を挙げてみてください。

今後も、科学的に裏付けられた効果的な学習方法を提供していきますので、ご期待ください。

 

【執筆者】株式会社HYBRID THEORY　代表取締役　丸山裕之 氏

栃木県で公務員を経験し独立。ハーバード大学やスタンフォード大学などの論文や研究データ、脳科学・心理学の文献などを年間700冊読み込む。科学的に効果が実証された方法で社内研修や、組織構築を提供する株式会社HYBRID THEORYを設立。また、脳科学に基づいた学習方法を用いた学習塾を運営している。能力や才能に関わらず、誰でも結果の上がる「科学的に正しい方法」を伝えて、個人の人生の満足や会社の利益向上を目指している。

 

科学的に裏付けられた効果的な学習方法を実現にできるUMU

 

学習を仕事の成果に結びつけるためには、アウトプットをして課題に気づき、改善して体得していく必要があります。
UMUは、学習者がアウトプットしたくなるような仕掛けやAIによる自動フィードバックを搭載しています。
自身の業務に当てはめて考えさせたり、練習をさせることで、より実践的な学習が可能となります。

​​​​​​新入社員の大切な育成に、ぜひUMUのアウトプット機能をお役立てください。

 

アウトプット機能について

 

UMUについて詳しく知りたい方はこちらから資料をダウンロードができます。

 

『学習の科学・脳科学』のカテゴリで過去のメルマガで配信した【科学的に正しい学習方法】についての内容を定期的に掲載しております。

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https://umujapan.co.jp/column_category/learning-science/

 

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また、常に最先端のテクノロジーと学習情報をアップデートしておりますので、お困りごとや、追加で必要な情報のご要望などございましたら、いつでもお気軽にご相談ください。

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