【習慣の科学】なぜマイクロラーニングが成長を加速させるのか?

【習慣の科学】なぜマイクロラーニングが成長を加速させるのか?

「もっと学びたいけど、忙しくて続かない」
「やる気はあるのに、学習が面倒くさい」
そんな悩みを抱えるビジネスパーソンや学習者は少なくありません。実はこの問題の根本にあるのは、「やる気」や「時間のなさ」ではなく習慣化の仕組みを理解していないことにあります。そして、そこで鍵を握るのがマイクロラーニングという学習法です。

本記事では、習慣化の科学とマイクロラーニングの関係性を明らかにし、なぜ今の時代にマイクロラーニングが重要なのかを解説します。

 

成長の半分は「習慣」で決まるという科学的事実

【習慣の科学】なぜマイクロラーニングが成長を加速させるのか?

 

心理学者ウェンディ・ウッド博士(南カリフォルニア大学)は、20年以上にわたり人間の行動パターンを研究してきました。
その結論は驚くべきもので、私たちの行動の約43〜45%は、無意識の習慣によって行われているというのです。

つまり、「学ぶ」「考える」「行動する」といった成長につながる行為も、半分近くが“習慣化されているかどうか”で決まるということになります。

そして、「成長の半分は、習慣によって生まれる」と捉えると、“どんなに優れた知識を得ても、それが習慣化されなければ意味がない”という厳しい現実にも突き当たります。

習慣化において最も効果的な方法:小さく始める

脳には、「急な変化を避けようとする本能=恒常性維持機能(ホメオスタシス)」があります。
これに逆らって「今日から毎日1時間勉強する!」と意気込んでも、三日坊主になるのは脳にプログラムされている自然な反応の結果です。

ウェンディ・ウッド博士の研究でも、「行動が繰り返されて習慣になるためには、心理的負荷が低く、始めやすいことが何よりも重要」だとされています。

つまり、“1回5分”や“1コンテンツだけ”といった「小さく始められる」ことが、脳にとっては最高の習慣化スイッチなのです。

マイクロラーニングが「成長の仕組み」を変える理由

ここで登場するのが、マイクロラーニングです。
マイクロラーニングとは、学習内容を数分〜10分程度の小さな単位で設計し、日常の中に組み込む学習スタイルです。

この手法には、習慣化と相性の良い次のような特徴があります。

 

 ①脳の抵抗を受けずに始められる

「たった5分ならやってみようかな」という気持ちが、行動のハードルを下げ、繰り返しを生みやすくします。スタンフォード大学行動デザイン研究所でも習慣化の3大要素の1つに、この”小さく始める”と言うマイクロラーニングをあげています。

 

②継続の回数が増え、神経回路が強化される

脳科学では、反復が神経回路を強化し、スキルとして定着することがわかっています。実は、学習の科学的には、大きな勉強時間を一発こなすより、細かくマイクロラーニング化した勉強を定期的に行った方が、はるかに効果が高いというのが裏付けられています。

 

 ③学習の可視化により、モチベーションが高まる

マイクロラーニングでは進捗が明確になりやすく、「少しずつ前に進んでいるという実感がモチベーションを生みます。ポイントカードなどもポイントが押されていったり、ゴールが近づいたりするとモチベーションが上がることがよくあると思いますがこれと同じです。

UMUなら、マイクロラーニングを自然に習慣化できる

UMUのプラットフォームでは、このマイクロラーニングの考え方が標準装備されています。

■マイクロラーニングのコンテンツ設計
→数分で完結する動画学習や振り返り、フィードバックなどの設計で、「今すぐ始められる」学習が可能。

■進捗の可視化とフィードバック
→自分の取り組みが記録され、成長が実感できるから続けやすい。また、フィードバックも簡単でスムーズにできるよう設計されているので、負担のないレスポンスが可能。

■if-then型のステップ設計
→「動画を見たら復習」「復習したらフィードバック」など、迷いなく進める導線設計で、自然と学習が習慣になる。もちろん、マイクロラーニング化されているので行動がスムーズでしっかり記録もされるので、さらなるモチベーションアップにつながります。

UMUを使えば、「学びが特別な時間」から「日常の一部」へと変わります。

まとめ:成長のカギは“マイクロ×習慣”にある

私たちの行動の半分は習慣で決まっている。ならば、成長の半分も、習慣が決めているということです。

そして、その習慣を確実に作る鍵が小さく始めること」。それを実現できるのがマイクロラーニングです。

UMUのマイクロラーニングを活用すれば、「ムリなく、でも確実に成長できる学習習慣があなたの中に育っていきます。

もう、やる気を溜めてから、気合と根性で学ぶ時代ではありません。今すぐ、マイクロラーニングで動いてみる。そこから、あなたの変化が始まります。

 

【執筆者】株式会社HYBRID THEORY 代表取締役 丸山裕之 氏
栃木県で公務員を経験し独立。ハーバード大学やスタンフォード大学などの論文や研究データ、脳科学・心理学の文献などを年間700冊読み込む。科学的に効果が実証された方法で社内研修や、組織構築を提供する株式会社HYBRID THEORYを設立。また、脳科学に基づいた学習方法を用いた学習塾を運営している。能力や才能に関わらず、誰でも結果の上がる「科学的に正しい方法」を伝えて、個人の人生の満足や会社の利益向上を目指している。

AI Chatbotを活用した対話トレーニング

 

UMUは、現場で使える「対話力」を身につけるための、AIとの会話型トレーニングを提供しています。スマホを活用し、学習者の方にいつでもどこでも気軽にトレーニングをしてもらえます。
営業の質問スキルやマネージャーのコーチングスキルなど、シナリオごとにAIが対話や質問の投げかけの相手となり、繰り返しの対話練習を促進します。

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